アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

煮干そば、麺や心楽。

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初秋の休日、法事で岡山に帰省しました。その翌日、岡山県立美術館に寄り道をします。山﨑努・樹木希林主演「モリのいる場所」のモデル、洋画家・熊谷守一の企画展。

朝イチで入館したものだから、見終えたのが10時過ぎ。島根に移動する前にラーメンの一杯も食べておきたかったんだが、この時間では…。と、検索に一件のラーメン屋さんがヒット。朝6時から営業の「麺や心楽@岡山市北区丸の内」です。

美術館から南に10分少々歩いて店前に到着すると、煮干しの香りが漏れてきます。このお店、香川の名店「はまんど」の大将(うどん通には麺通団の「盛の大将」として知られる)がプライベートブランドとしてオープンさせた「浜堂ラーメン」の岡山店としてスタート。ところが、早々に一旦閉店し店名を変えて再出発したと聞いています。

朝6時から10時まではコスパの高い「朝煮干しそば」が頂けるのですが、10時を過ぎると通常メニューに移行します。僕は迷わず「煮干そば、平打麺」を注文。

仕上がりのラーメンはこの美しさ!スープの一口目はすごいよ。ドンと煮干の香りと旨味が襲来します。煮干の苦手な人にはやや強いか、と思うほどの讃岐調整ですが、なんのなんの、二口目からは澄んだスープのキレの良さと旨味を実感して、口に運ぶ手が止まらなくなる。

平打麺の茹で加減もよく、中華麺をうどんの方向へ特徴づけた十分な腰と喉越しが味わえます。しばらく食べ進めたら一味唐辛子を投入。これがまた、スープをキュッと引き締めて最高にあう。

はまんどラーメンに出会ったときの驚きを思い出させてくれる、良い仕上がりのラーメンでした。