アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

つめたい酸辣湯麺、虎嘯松江店

四川担々麺が売りの「虎嘯松江店@松江市東朝日町」。僕はあんまり担々麺に興味がないので、しばらくぶりの訪問。すると、季節メニューらしき「つめたい酸辣湯麺830円」発見!これが「なるほど」と感動モノだったんで、ブログで紹介します。

「冷やしラーメン」が全国区になったのは、山形県山形市の栄屋本店が注目されてからだと思います。冷やした出汁に冷たく締めた中華麺、そこに氷を浮かべた清涼感のあるラーメン。平皿に盛った中華麺に醤油だれと酢をかけた「冷やし中華」とは別物です、念のため。

「冷やしラーメン」のポイントは、ラーメンスープに欠かせない油。通常は鶏の皮を熱して抽出する鶏油(チーユ)、ネギなどを揚げて香りを付けた香味油をスープにかけるわけですが、冷たいスープに動物性油をかけるとロウ状に固まってしまいます。そこで栄屋本店は植物性油を使うことでこの問題をクリアーしています。

虎嘯のメニューになるほど!と感動したのは、辣油はまさに冷たいスープにうってつけだということ。しかも酢を加える酸辣湯は、冷たい夏のメニューにぴったりです。辛さも選べるし、細めの麺もスルッと食べることができて、ポイント高いです。

栄屋本店やそのインスパイアは、氷が溶けてスープが薄くなることを嫌い、出汁を凍らせた氷を使います。虎嘯の氷は普通の氷。食べてる間にスープが薄くなった感じはありませんでした。

サイコロ状に切ったチャーシューが入っているんですが、やはりここが賛否分かれるところで、どうしてもロウ状の油感があるんですね。ハムとか大豆ミートの方が、この場合、美味しく最後まで頂けるような気がします。

何はともあれ、ちょっと久しぶりに嬉しくなるメニューでした!