アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるGibson LG-2 3/4 '57

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【2007.05.06現在】
間違いなく、すぐHOLDだね、こりゃ。オレ、貯金いくらあったっけ?
ほんまに欲しいぞ。何で我慢してるのか、自分でもわからん。
いや、一本増やすなら一本減らす我が家の掟ゆえ。

見ての通りギブソンらしいギブソンなのだが、ちょっと珍しい。「J-45ですかぁ?」いう人は、もうちょっと雑誌読んで勉強した方がええかもしれん。「LG-2でしょ」と一発でわかった人は、逆に怪しい。だって型式はLG-2でも、形状はウエストがさらに締まった独自なモノ。マイケル・ヘッジスや押尾コータロー関連で言い当てた人は売れ筋なのはわかるでしょ?

実はこれ3/4サイズのスモールなボディで、ショートスケール・ギターなのである。

LGシリーズの形状はやや野暮ったいと僕は正直思う。50年代製の、ピカイチに状態が良いLGなら気にもなるが、あの肩口のふくらみとトップ下部の大きさがほぼ同じにみえるデザインはいただけない。ところが、この3/4のLG-2のデザインは、肩口が細身でバランスが良い。J-200系のダルマ形状が嫌いな人にはわかってもらえないだろうが…。

57年製のビンテージで、30万を切ってるんだからおいしい。10年前なら十数万が相場だったと思うけど、もうめったに見ないし、ノークラックなら納得の価格。しかし、さすがにオールマイティなギターとはいえない。

JやDをガリガリ弾き倒していた青春時代から、OMサイズでゆったりと美しい響きを楽しむ中年時代を迎える。でかいギターは売り払って、いつも傍らに小さなギターを置いておく、そんな初老時代にふさわしい。肩肘張らず、瑞々しい美しさもいらない。

ええな~、それ。でもね、初老になったときに探しても、たぶん見つけるのに苦労するし、値段もすごいことになっとるで。

ブルージーコーポレーション
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