ザ・讃岐うどん、須崎食料品店。
野暮用で平日に香川県へ帰省。初訪問多めの讃岐うどん食べ歩きの報告、その一件目は食べログ1位で「世界一美味しいうどん」と評判のうどん店「須崎食料品店@香川県三豊市高瀬町」ですよ。
県内に700件はあるという讃岐うどん店の頂点に立つうどんとはどれほどのものなのか、初訪問でワクワク。朝9時から11時半までの営業で、麺無くなり次第終了というから、松江を朝7時に出発して10時前に到着。周りを山に囲まれた盆地の小さな集落、その食料品店が目的地です。
すでに店外で20人ほどがうどんをススり、15人ほどが行列を作ってます。最後尾に並ぶと、程なく店員さんが注文を聞きに来てくれます。ここは温か冷、大か小の組み合わせだけ。Jeepさんは後悔したくないので温と冷、それぞれ小を頂きます。
15分ほど待ってうどんが入ったトレイをもらい、自分で薬味と醤油をかけます。卵が欲しければここで割り入れますよ。で、食料品店のレジで精算。店外の丸いすやベンチでお食事です。
角の立った見るからに剛麺のうどん。ずるっといく。。。ウヒョー、これは剛の麺。これは飲むより噛むタイプのうどんです。冷には卵を入れなかったんですが、こちらの方が小麦の甘みを感じます。醤油や出汁や具の味ではなく、麺の「味」が美味しいのは久しぶりの感覚だなあ。
ということで、とてもレベルの高いうどんでした。Jeepさん的には「県外客がイメージする讃岐うどん」に全ての点において合致する「ザ・讃岐うどん」という評価です。①田舎の食料品店というあり得ない立地、②しょうゆうどんしかない製麺所タイプのメニュー構成、③固く強い腰のある太麺。。。これ、すなわち県外者における平成うどんブームの要点を全て押さえているわけです。
県内者であれば「最近は太いうどんが減ってきたのー」とか「歳で硬いうどんは得てん(苦手)わ」などと県外イメージとのギャップもあるので、「世界一美味しいうどん」かと問われれば「それは違う」と思うのよ。でも、このうどん店は立地も含めて、ちゃんと残って欲しい店だなあと思いました。