アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィンなSJ

ヴィンテージなギターは、 綺麗だといっても、現物はすごいことになってる。 中古楽器屋が記す「EXF」っていう表記は、 「年代にしては状態が良い」ってこと。 マニアな僕は、その「使用感」が たまらなく好きです。 でもね、写真取ってみたらわかったけど、…

貧乏と贅沢のハザマ

自分のギター達を知人にバクロすると、 だいたい二通りの反応が返ってきます。 「え~~~~」(馬鹿じゃないの?)という反応か、 「いいねぇ!」(自由なお金があって)という反応。 専門誌に紹介されるコレクター達の職業をみると、 開業医やらお坊さんや…

スカルプチャ前後

押尾コータローの奏法を練習する。 と、フラットなピックや、サム・ピックは 使えません。自爪で弾くことになるのですが、 ギターの弦は、ヤスリみたいなモノなので、 すぐに爪が削られます。 で、押尾君とおなじスカルプチャを 始めました。左写真が装着前…

2台目20万は高いか

2台目に20万用意しよう!って、どうなん? 「うらやましい」って、しんそこ思う人が僕にはいます。 師匠とあがめる先輩と長渕剛と押尾コータローです。 ● 長渕剛は、九州産業大学在学中から 「昭和」っていうライブハウスで活動を始めます。 インタビュー記…

指がイタイって?

一般評「Collingsはテンションが強い」。 うん、強くて指が痛い。これ、本当。 でもね、Martin D28の新品もそんなモンでした。 最強だったのはJ-200。カポなしじゃ、到底、弾けなかった。 調整しなけりゃ、キングオブ拷問ギターです。 000-28やGibson J-45と…

2台目のお値段

その楽器が、いつもあなたのそばにあれば、 それは「一生モノ」です。一生モノってそういうことです。 現に最初の給料で買ったTakamineは、僕の手放せない楽器。 学生時代に出会っていれば、名実共に一生モノだったけど…。 ● でも、これから選ぶっていう方に…

どう選ぶ?2台目ギター

もうね、僕の場合はここで間違っちゃったんですな。 それで重度の「欲しい病」になった気がします。 そんな僕が言うのもおこがましいんですが、 2台目のギターをどうするか。のたまっていきます。 ● 過去記事のとおり、1台目は「アコギって楽器を知る、 と…

1台目、ちょっと待て!

初めての方へのお奨めうんちくは、わかった。 最後に、よ~~~っく、考えたほうがいい事柄は何か。 ● 【サイレントなギター】 こりゃあ、アコギではないです。むしろ、エレキです。 だから生音なんて出ません。だって共鳴&拡張する「箱」が ないですから。…

作りがイイって?

一般評「Collingsは作りが良い」。 工作精度が高い、という表現も使われますね。 でも、これって新品時に見てわかるのか疑問です。 新品時に見てわかるのは、ヘッドのエッジにみられるような、 外見の「精度が高そうな」印象であって、本当のところ 初見で診…

音がデカイって?

一般評「Collingsは音が大きい」。 そりゃーデカイ。 特にOM2Hは、音量だけならそこらのDサイズと変わらん。 (D2Hも大きいことは大きいが、そこまで歴然とした差ではない) MartinのOMや000、GibsonのLやLG…これらの 現行機種と比較すれば、違いは歴然であ…

音が カタイって?

一般評「Collingsは音が硬い」。 実際のところ、どうなんでしょうね。 ● 新品状態は確かに硬いと思います、僕も。 ただね、「硬い」っていう~言葉が一人歩きしてるのも事実。 専門誌がいう「硬い」は、何と比較してるのか? ローズウッド・モデルのOM2HはMa…

初心者の値引き交渉3

消費者は、かしこい。 店員の心理を突いてこそ、良い買い物ができる。 かも、しんない。 ● 【モデルケース3】抱き合わせる 問題は、そこそこの値段が付いていて、 後々必要になるようなものがわかってる場合。 例えば、ギターを肩からかけるストラップ、 音…

初心者の値引き交渉2

市内の楽器店が一つだけっていう地方も珍しくない。 他店と「競合させる」値引きは、使えない。 そんなとき、僕はヤクザな僕に変身するのです。 ● 【モデルケース2】 まず、店の利益幅を仮定する。4,5万円の機種なら、 だいたい2割を想定します、僕はね。 …

初心者の値引き交渉1

さて、気に入ったギターが見つかった。あとは値段の交渉です。 4,5万円の機種というのは、お店にとって「薄利多売」な商品。 高額なギターと比べると、そんなに値段が下がるものではない。 だけどねぇ~、言うと言わないでは、やっぱり違います。 ● 【モデル…

初心者の立ち回り

ギター始めたい、知人のギターを触らせてもらった、 楽器屋への同伴師匠も見つけた。いざ、楽器屋へゴー。 「いっぱい並んでて、こ、こわい…」 さて、期待と不安の楽器屋で、どういう流れで購入するか。 1)店員に初心者であること、希望の価格帯(4万から…

Collings D2H Ba

Collings D2H Ba 10thAniv.です。 コリングスが日本で紹介された10周年記念に 輸入代理店のオーダーによって作られたモデル。 OM2HとD2Hがそれぞれ10本のみ販売。 ● ヘッドには、コリングスの工場がある テキサスの象徴、水牛(ロング・ホーン)のインレイ。…

エレキなアコギ

もう、1台目からライブなギターを目論む人も多い。 【エレキなアコギが欲しいんじゃ】の場合。 8割がたエレキに走るのに、アコギを選択した初心者は もぅ、最っ高ぉ~。このブログ的には。 それでも、やっぱりライブやるには、アンプにつなげなきゃならな…

だって、女の子なんだもん。

【だって、女の子なんだもん】な場合。 初心者のギター選びに、「操作性」が重要なのは書きました。 練習時のストレスを減らすことが理由です。 ● あなたが、そこそこ平均的な中高生の身体を持つ男性なら、 でっかいギターを1台目に選んでもいいでしょう。 …

楽器屋行っても、よ~わからん。

【楽器屋に行っても、よくわからないんですけど】な場合 楽器の善し悪しを判断するのは、ムズカシイ。 初体験は、店員のいうがまま、になってしまいます。 店「初めての方には、うってつけですよ~」 初「はぁ」 店「どうです、持ちやすいでしょ~、音も最高…

おいくらギターが良かですか?

ギターを14台も切った張ったしておると、 「これから、はじめるっ!」って相談を受けることも 一度や二度じゃないわけです。 な、わけで、いつも僕がするウンチクをまとめてみます。 まずは、ほんと~~に<はじめて>な感じで。 【どのくらいのギターが良か…

ギター遍歴17~Collings D2H Baのこと~

ギター遍歴、最終話。です、たぶん。 ● 押尾コータローにやられた僕は、最後のギター探しに旅立ちます。 押尾君といえば、Grevenですな。 米国の個人製作家による高級ギターです。もちろん探しましたよ。 今から1年半前です。まだ、そこそこ出物はありまし…

ギター遍歴16~押尾コータローにやられる~

13代目にして最愛の楽器OM2Hを手にして7年。 結婚したこともあって、新たなギターに触手が動くこともなく、 「人間」としての日々を歩み始めました。 ● 雪国から出雲の国への引っ越しを経て、 僕の病気は完治したかに見えました。 病気の再発は、愛妻の一言…

ギター遍歴15~オークションってイイ!~

12代目のSJ、13代目Collingsは現在所有してるので 「ギターのはなし」でゆっくり綴っていきますので、ヨロ。 ● 当時のオークションは、面倒な手続きもなかったし、 手数料もなく、販売店が出品することもなかったので、 すごく平和でした。ネット人口が爆発…

ギター遍歴14~Collings OM2Hのこと~

新品購入のJ-45が、結局オールドのJ-45と入れ替わり、 バリバリ弾くのとはちと違う、ヴィンなSJが仲間入り。 ● もうこの頃の出入りが激しくて、よくわかんないので、 この時のアパートの状況おさらい。 Morris W-20、Takamine NTP-012BS、 Gibson J-200(1995…

Gibson SJ (1955)

1955年製造のサザン・ジャンボです。 ● 全てオリジナルの状態で、51歳のおっさんと比べれば、 ずいぶん綺麗なお身体。 スモール・ピックガード、スキャロップド・ブレーシングが、 この年式の特徴です。60年代のものとは、音の性質が 全く異なります。ジャリ…

ギター遍歴13~Gibson SJ (1955)のこと~

11代目J-45(1968)は、外見ボロボロ。けれども、音はことのほか良いのです。 同じ年代のJ50を試奏したこともあるけど、外見綺麗な極上品でも鳴りはイマイチ。 このとき、楽器は使ってやらなきゃダメだって、思いましたね。 ● オールドのGibsonって、新品とど…

ギター遍歴12~Gibson J45(1968)のこと~

世の中には、ヴィンテージ・ギターというものがあるらしい。 もう、ほんま、ええ加減にしときよ~。汗) 10代目のJ-200が、打ち止めのハズでした。 ● ヴィンテージって、今朝も小倉さんが言ってたけど、その定義って曖昧です。 アコギの場合、狭義には「プリ…

ギター遍歴11~Gibson J-200(1995)のこと~

9代目J-45を購入して1年。 ふらりと立ち寄った北陸の楽器屋さんにそれはありました。 ちょっと待てよ、あんたGibson嫌いなんじゃなかったっけ? ええ、アンチGibson。 自意識過剰な装飾が、「僕はセンスがありません」って 言ってるみたいでね。いちお、ビ…

J-200 1995

Gibson J-200 (1995)です。 ● 所有した数あるギターの中で、唯一のメイプル・ボディなんですね。 J-200がどんなモデルかは、様々なサイトで語られていますので、省略。 ● ふつうは虎目のメイプルなんですが、なぜかこのJ-200は 珍しくモワモワした杢がたって…

ギター遍歴10~Gibson J-45のこと~

Takamineのプロトタイプは、小振りなカッタウェイで 友人の結婚式でも大活躍。大学時代のギターの師匠と競演した後、 彼のご自宅にお預けいたして早…げ、10年か。 なぜ、お預けしたか。 そうです、お察しのとおり、また買っちゃたからです。 ● 僕は2年半の…