アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

アコギ遍歴2~アコギとクラギ~

アコギとクラギ(クラシック・ギター)て何が違うねん。
ご存じのとおり、弦の振動を木の箱で増幅して音がなるギター、
これを総称してアコギですな。
アコギのなかには、ナイロン弦を張るクラギと鉄弦を張るフォーク・ギターってのが
あるわけです。でも、最近「フォーク」っつーのも廃れちゃって、鉄弦ギターのことを
アコギって呼んでるみたいですね。

で、この違いを身をもって体験する出来事が起こっちゃうのです。

叔父のクラギで歌謡曲フォークソングを弾いてたわけですが、なんか音がレコードと違う…。
そりゃそうだろ、「さだまさし」だって「海援隊」だって鉄弦ギターだもの。
ナイロンの甘い音色とは違うわな。
という、すんごい秘密を解析した僕は、楽器屋で鉄弦を見つけてしまうのでした。

はい、もちろんその鉄弦を小遣いはたいて買ってきて、クラギに張りましたとも。
僕のギターもテレビの音と同じになるんじゃ~。
これで「鳥の詩」by杉田かおる(原曲にギターパートってあったか?)も完璧なんじゃあ~~~。

「ば~~~~~ん」 …(沈黙)… この、弦の先についとる板は、なにかのう。

チューニングの時点で、ものすごい爆音(のように聞こえた)。
はじけた6本の弦の先でビロ~ンと垂れていたのは、ブリッジ。
しかもトップ板の一部まで持っていかれてる。

数日後、妹のピアノにヤマハの調律師が来ていたので、聴いてみた。

僕「これ直すとどのくらいかかりますか?」
調「そのギター2台買えるくらい」

てな具合で、高校生になるとギター熱も急速に冷めていったのです。

アコギとクラギ、何が違うかって?鉄弦はってみりゃーわかる。