アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

夏でも冬でも試奏に注意!

2台目でいきなり30万越えのギターや
3台目、4台目…と高級ギターを増やしていく方もいるでしょう。

僕なんかがアドバイスするのはおこがましいと思います。
でも、僕的視点で書き留めておきます。

で、まずは楽器屋での試奏の話。

楽器は、プロダクト的な工業生産物の側面はありますが、
例えば自動車みたいに安定したものではありませんよね。

作り手のムラや、材質の個体差が大きいからです。
だから、現物を自分の手にとって、実際に音を出して確認する、
ということが大前提となるわけです。

30万越えのギターを買おうというのですから、「買うその日」だけではなくて、
何台かのギターを試奏しておくのは当然です。

しっっかし、買う気もないのに高額商品の試奏を申し出るのは、勇気いりますね。
僕は「態度はでかいが、肝は小さい」ので。

んで、こんな感じでやっていく!

1)地方楽器店の場合、もう他に店がないんだから、弦を買った
  ついでとかに必ずギター担当に声をかけて、
  「ええギター入ってませんか?」
  みたいに、顔を覚えてもらう。そのまま、いろいろ話せばいい。
  都市圏に比べて高級ギターのバリヤが強いんで、
  長い目で「ひんぱんに試奏できる人」になるのがマル。

2)客の多い楽器店でも基本は同じだが、正直に
  「今、高額ギターの購入を考えてて、いや、すぐってわけじゃないんですよ、
   でも、今年中にって思ってるんです。お奨めとかありますか」
  って声を掛ける。そしたら、いろいろ話してくれるんで、
  「ちょっと弾かせてもらってもヨカですか」
  っていくわけです。

3)どんなお店でも「弾き逃げ」感覚はよろしくありません。
  弾く、だけじゃなく情報を仕入れるのが目的なので。
  メーカーの直近のうわさとか、個体の「悪い」ところとか。
  「○○を買うつもり」って行くと、○○の悪いとこは教えてもらえませんよ。
  弾き逃げみえみえなら、なおさらです。

4)で、何度も気持ちよく試奏させてもらうには、心配りです。
  高級ギターも傷をつけてしまうと「ワケあり商品」になってしまうので、
  金物がついた服は避ける。冬場は店員がチューニングしてくれている時に
  さりげなく上着を脱いで「大切に扱うよ~~」ってアピールしちゃう。

5)試奏時にいきなりポケットからマイ・ピックを出して弾かない。
  まずは指弾きで弦高やテンションを確かめた後に、
  「ピックで弾いてもヨカですか」と許可を得るのである。
  僕の場合は、ピックを持っていても、店員が差し出すピックを使う。
  ピック不可な店もあるけど、心の中で「ここでは買わない」と
  思うだけでいい。

6)ボディ・ヒッティングは、やめておけ。

っつーことで、たくさん試奏して、裏情報も集まることを祈念します。