アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

アコギ購入高額編

1997年のアコギのお値段

十年一昔といいますが、たいして汚れていない10年前の雑誌を普通に読んでいると、自分が歳をとっていることにもなんだかピンとこない今日この頃。。。 この雑誌は現在リットーミュージックから季刊で発行されている「アコースティック・ギター・マガジン」の…

販売情報はwebで

ギターの販売情報や価格などはwebを活用します。 オーソドックスなところでは、J-Guitar.comがお奨めサイト。 新品からヴィンテージまで、価格帯や機種、相場までだいたい把握できます。 http://www.j-guitar.com/sp/sea/index.html でも、ここでは登録して…

アコギ・ユニットのギター選び

訪問者のbunさんから、次のようなコメントをいただきました。 ● コメントの記事: http://blogs.yahoo.co.jp/jeepkotani1968/3588477.html bunさんのblog: http://baobabun.blog63.fc2.com/blog-entry-17.html 「試奏はまだあまりしてないのですがMartinの…

ハンドメイドの境界vol.4

個人製作家ギターのブームは、メーカー製品一辺倒だった ギター業界に新たな可能性を感じさせます。 特に国内の個人製作家にスポットが当てられたことは、 喜ぶべきことだと思います。 しかし、です。 受注が増えることで、行き場を見失いそうになっているル…

ハンドメイドの境界vol.3

制作者がどこまで制作物と関わり、決定権をもっているか。 「ハンドメイド」や「手工的」といった言葉が、一人歩きしている現在、 僕たちはそのメリットは何か、デメリットは何かを知る必要がある、 と思うのです。 ● 個人製作家のギターの場合、多くは受注…

ハンドメイドの境界vol.2

一品制作を前提とする「工芸」、大量生産を前提とする「デザイン」。 もう少し、このお話を続けましょう。 ● 工芸的なものづくりの場合、中心となる制作者が 「素材」と対しながら製作を進めます。 ギターの場合、素材は「木材」です。 同じ名称の素材でも、…

ハンドメイドの境界vol.1

このところ、アコギの世界は個人製作家ブームであります。 ルシアーモノの高額なギターが、ぐんぐん市場を広げてます。 それにともなって「ハンドメイド」を売りにするメーカーも出てきました。 ハンドメイドって、なんだ? ● モノを造り出す過程で「道具」…

古いモノは高いのか?vol.3

特殊な仕様でない限り、70年以降のギターは古くなれば安くなる。 売ることを考えている方にとっては残念なことです。 購入する方にとっては、このあたりに秘策がありそうですよ。 ● 例えば、50~60年代製造でも、市場が確立していないギターなら、 狙い目に…

古いモノは高いのか?vol.2

Martinの市場は特殊な部類です。 別格扱いのマーチンでも、1970年以降に製造されたものは 価格が下降していくのがおわかりかと思います。 80年代後半にオールド&ヴィンテージ市場が 日本でも確立したGibsonも同様です。 ● Martinの新品に対して、 「今は新…

古いモノは高いのか?vol.1

高額ギターの王道といえば、Martinですね。 なぜ、マーチンかと申しますと、新品にせよ、 オールド&ヴィンテージにせよ、 アコギの市場が最も早くから確立されているからです。 「古いギターは、値打ちがある(に違いない)」と 誤解されている方も多いので…

オークションのギターvol.6

昨今のオークションで気に入らないのは、 猫も杓子も「ノークレーム&ノーリターン」と 書き込んでいることです。 常識的に考えて、数千円から数万円のギターなら お互いに同意していればアリだと思います。 しかし、20万超え、なかには40万を超えるような …

オークションのギターvol.5

マイナス面ばかりもアレなんで、プラス面を一つ。 これまでの記事からお分かりのように、 1)現行機種でのメリットは少ないこと 2)業者の物件は避けた方がよいこと を総合すると、個人出品の旧機種(ユーズド&オールド)には、 メリットがありそうです。…

オークションのギターvol.4

それにしても、いつからオークションが業者だらけになったのか。 手数料が必要なかった頃、「業者は出て行け」的な雰囲気があって、 業者は個人のフリをして出品するような状況でした。 手数料によって、業者は堂々と出品するようになったのです。 ● それは…

オークションのギターvol.3

「ええっとぉ、そんな好物件ないんですけど…」 でしょ? だから現行機種の中古物件をオークションで 手に入れるメリットは少ない、と僕は考えているわけです。 新品のギターは、売られた時点で価値が暴落しています。 購入価格を維持、または値上がりするギ…

オークションのギターvol.2

そもそも、オークションでの適正価格ってどのくらい? 現行機種の中古物件の場合。 ■ 仮に定価40万(メーカー設定価格)の新品とすると、 ↓ 店頭表示価格36~38万 ↓ 販売価格33~37万(値引率による)前所有者の出費分。 (前所有者が2~3年使用した現行品…

オークションのギターvol.1

ネット・オークションには、様々なギターが出品されています。 オークションを「利用する」価値を、僕は次のように考えています。 1)情報収集のため。 2)国産ギターのヴィンテージを入手するため。 これについては、今後の記事にご期待あれ。 ● 「ん? …

雑誌情報のウラ話vol.4

タイアップ広告はチョウチン記事だ、という理由は ご理解頂けたかと思います。 では、もしもあなたが、 文体の微妙な変化や、記事構成の怪しさ、 他ページとのデザイン的不適合、写真の扱いの違い などから、タイアップ広告を見破れるとすれば 安心でしょう…

雑誌情報のウラ話vol.3

なぜ、チョウチン記事だと言い切れるのか。 それはタイアップ広告の場合、 必ずゲラ刷り(初校)でメーカーもしくはお店の チェックが入るからです。 ● 通常の広告というのは、雑誌編集部は作っていません。 別の広告代理店などがスペースに合わせた 完全原…

雑誌情報のウラ話vol.2

雑誌広告の料金設定って、どんな基準か、ご存じですか? 1)印刷色数と掲載面積 これが、まぁ、一般的によく知られた基準ですよね。 最も小さい基準枠が5万円、その倍の面積で10万円とか。 で、4色(CMYKのフルカラー)ページだと、その4倍の価格、みたい…

雑誌情報のウラ話vol.1

所詮、情報というモノは発信者の立場(職業等)、 思い込み、思惑などが介在するので、 選ぶのは自己責任ということになります。 我が「アコギな雑感」も同じです。 ● さて、僕の場合、ギターを購入するときに 心がけていることは、マイナスの情報をいかに仕…

ウラ情報はこう探れ!vol.3

使い分けが必要、と書きました。 ×社輸入代理店に、×社の欠点情報を期待してもダメです。 これ、当たり前。 ● 購入候補A社の情報は、 A社直営店、輸入代理店、A社商品に力を入れている楽器店で 情報を収集しても、徒労に終わる可能性が高い。 ある輸入代理店…

ウラ情報はこう探れ!vol.2

対抗馬を「本命」と言い、本命を「対抗馬」と言う。 この方法は、単純ですが案外に使えます。 ● 高額なギターを模索していたときのことです。 僕は、S社のデザインと薄いネックに魅力を感じ、 本命と考えていた時期がありました。 もちろん、カリッカリに乾…

ウラ情報はこう探れ!vol.1

ダイタイ……ギターのウラ情報というものは、 真実性に乏しいウワサがきわめて多い。 結局のところ、買う本人が判断しなければならない。 しかし、そういうウワサがあることを納得して買うのと、 後で聞かされるのでは、意味が違う。 高額なギターなら、なおさ…

夏でも冬でも試奏に注意!

2台目でいきなり30万越えのギターや 3台目、4台目…と高級ギターを増やしていく方もいるでしょう。 僕なんかがアドバイスするのはおこがましいと思います。 でも、僕的視点で書き留めておきます。 ● で、まずは楽器屋での試奏の話。 楽器は、プロダクト的…