アコギな雑感

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気になるGibson SJ-200 '53

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【2006.11.17現在】
今日は王道のGibson SJ-200 '53の登場です。言わずと知れた「キング・オブ・フラットトップ」、ギブソンの最上位機種のヴィンテージです。やっぱり貫禄が違いますなぁ。

説明不要のギターではあるけれど、「SJ-200」と「J-200」ってどう違うかごぞんじですか?

もともとは「スーパージャンボ200」という名称で1938~43年の間に合計96本生産されたのが、いわゆるプリ・ウォーの「SJ-200」です。博物館級の超ヴィンテージです。戦争をはさんで1946年に生産が再開されますが、翌年1947年のカタログでは「J-200」と改称されます。ところが、本体に貼られた白いラベルには「SJ-200」のママという錯誤が起こっています。これは1954年にラベルがオレンジに変更になって、名称表記も「J-200」に訂正されるまで続きます。

つまり、38~43年および46年製造のものは「SJ-200」、47~53年製造はカタログ「J-200」でラベル「SJ-200」、54年以降「J-200」(復刻モデルを除く)ということらしいのです。

さて、今回の物件は53年製ですから「SJ-200」と表記できる最晩年のモデルといえます。というとなんだか新しそうな印象ですが、50年以上も前に造られたものですからね、やはり風格がありますよね。

ギブソンは、けっこう手荒に弾きたおすオーナーが多いので、50年代にもなると状態の良いモノは少なくなってしまいます。写真やお店の紹介文では、かなり良い状態みたいですから触手も動きますねぇ~。…むぅ~、でも値段のことを忘れてた。40年代のものが市場に出回らないから、50年代のものもすごく値が上がってますね。

ウッドマン
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