浸水麻痺した街
昨日の記事のあと、えらいめに遭った。奇譚といえば奇譚だろな。
実は昨日、いくつかの打ち合わせの後、
ビアガーデンでの打ち上げが予定されていた。
だから、いつもは車で出勤するところをバスにしたわけだ。
けれども、集合時間の30分前になって急遽中止の報が入った。
●
僕は冷えた生ビールを飲む気満々になっていたので、
速攻で帰宅することにした。
ところが、である。
職場近くのバス停までいくと「浸水被害のため、運行停止中」と、ある。
職場近辺は市内の北に位置するので、浸水被害は皆無だ。
だから、全く油断していた。
とりあえず僕は自宅と駅の方向に向かって、超渋滞した道を歩き始めた。
●
「途中でタクシーでも拾うか」というもくろみは、すぐに消え失せた。
なぜなら、市内随一の幹線道路が渋滞で、全く動いていないのだから。
タクシーを見つけても、歩く方が早いに決まっている。
この時は、僕もまだ余裕があった。
島根県松江市は、市を分断するように大きな川が流れる。
宍道湖から中海に注ぎ込む川だ。
なので、市内の南北は4本の橋で繋がっている。
このうち二本の橋が全面封鎖されていた。
●
田舎とはいえ、幹線道、橋が封鎖されている光景を見るとは思わなかった。
そこまで行くと、自動車は追い返されているが、歩行者はどんどん渡っている。
僕だって渡るよ、自宅は橋の向こうだもん。
橋の南側には大きな水たまりがあったものの、僕はなんとか駅までたどり着いた。
職場を出て四〇分が経過していた。
一難去ってまた一難、だった。
川の南側は、バスもタクシーも完全に止まっていたのだ!
駅舎も改札口近辺だけに明かりがついていて、飲食街などは真っ暗。廃墟だ。
僕は、とにかく生ビールをめあてに、自宅方向に歩き出した。
●
目の前は、およそ500mにもおよぶ浸水した道路だった。
東西に移動して浸水していない道を探したが、どこも同じ。
仕方がないから、他の人と同じように、裸足になって道路の中央を歩いた。
なんか、楽しい。
でもね、浸水地域をやっとの思いで抜けた後、自宅までは長い坂になるんよ。
もうこのあたりで、ヨレヨレになってましたよ。
結局、一時間三〇分かけて自宅に到着。
風呂はいって、近所の小料理屋で生ビールを飲んだことは言うまでもない。
実は昨日、いくつかの打ち合わせの後、
ビアガーデンでの打ち上げが予定されていた。
だから、いつもは車で出勤するところをバスにしたわけだ。
けれども、集合時間の30分前になって急遽中止の報が入った。
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僕は冷えた生ビールを飲む気満々になっていたので、
速攻で帰宅することにした。
ところが、である。
職場近くのバス停までいくと「浸水被害のため、運行停止中」と、ある。
職場近辺は市内の北に位置するので、浸水被害は皆無だ。
だから、全く油断していた。
とりあえず僕は自宅と駅の方向に向かって、超渋滞した道を歩き始めた。
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「途中でタクシーでも拾うか」というもくろみは、すぐに消え失せた。
なぜなら、市内随一の幹線道路が渋滞で、全く動いていないのだから。
タクシーを見つけても、歩く方が早いに決まっている。
この時は、僕もまだ余裕があった。
島根県松江市は、市を分断するように大きな川が流れる。
宍道湖から中海に注ぎ込む川だ。
なので、市内の南北は4本の橋で繋がっている。
このうち二本の橋が全面封鎖されていた。
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田舎とはいえ、幹線道、橋が封鎖されている光景を見るとは思わなかった。
そこまで行くと、自動車は追い返されているが、歩行者はどんどん渡っている。
僕だって渡るよ、自宅は橋の向こうだもん。
橋の南側には大きな水たまりがあったものの、僕はなんとか駅までたどり着いた。
職場を出て四〇分が経過していた。
一難去ってまた一難、だった。
川の南側は、バスもタクシーも完全に止まっていたのだ!
駅舎も改札口近辺だけに明かりがついていて、飲食街などは真っ暗。廃墟だ。
僕は、とにかく生ビールをめあてに、自宅方向に歩き出した。
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目の前は、およそ500mにもおよぶ浸水した道路だった。
東西に移動して浸水していない道を探したが、どこも同じ。
仕方がないから、他の人と同じように、裸足になって道路の中央を歩いた。
なんか、楽しい。
でもね、浸水地域をやっとの思いで抜けた後、自宅までは長い坂になるんよ。
もうこのあたりで、ヨレヨレになってましたよ。
結局、一時間三〇分かけて自宅に到着。
風呂はいって、近所の小料理屋で生ビールを飲んだことは言うまでもない。