アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

雑誌情報のウラ話vol.1

所詮、情報というモノは発信者の立場(職業等)、
思い込み、思惑などが介在するので、
選ぶのは自己責任ということになります。

我が「アコギな雑感」も同じです。

さて、僕の場合、ギターを購入するときに
心がけていることは、マイナスの情報をいかに仕入れるか、
ということにつきます。

プラス情報で「肩を押して欲しい」のなら、
音楽雑誌の情報で充分です。

僕は芸術系の大学院を修了したのち、東京にあるデザイン制作会社に
勤務していました。エディトリアル・デザインといって、
おもに雑誌の編集に深く関わるデザインです。

雑誌の記事は、多かれ少なかれ「思惑」を含んだ情報なのです。

雑誌というものは、編集やデザインなどの制作費、印刷製本料、
販促広告費、流通費用などの経費は、「売れてから払う」のではなく、
「作れば払う」前払いの生産物です。

つまり、1千万、2千万の予算のうち、雑誌が売れなくても
おおかたをペイできる見込みがなければ、制作できません。

その多くが「広告収入」でまかなわれています。
雑誌のトップレベルの企画会議には、必ず広告担当部署が
加わるほど、重要な意味をもっているのです。

雑誌が廃刊や休刊(事実上の廃刊)に追い込まれるのは、
その雑誌の売れ行きが悪いということも一つの理由ですが、
多くの場合、売れ行きに連動して、広告収入が減ったことが
最大の要因になるのです。

ありゃ~長くなりそうなので、つづく。