アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

雑誌情報のウラ話vol.2

雑誌広告の料金設定って、どんな基準か、ご存じですか?

1)印刷色数と掲載面積
これが、まぁ、一般的によく知られた基準ですよね。
最も小さい基準枠が5万円、その倍の面積で10万円とか。
で、4色(CMYKのフルカラー)ページだと、その4倍の価格、みたいな。
大学祭のパンフ広告とかと基本は同じです。

2)本の体裁
これ、ほとんど知られていないと思います。おもしろいッスよ。
表紙ウラ(専門用語で「表2」と呼ぶ)と
裏表紙(専門用語で「表4」と呼ぶ)の値段がダントツに高い。
なぜなら、雑誌のなかでもよく目に付く部分だから。

で、「中綴じ(真ん中をホッチキスのような針金で綴じる)」という
製本方法の雑誌の場合、まんなかのページの掲載料が高い。
ほおっておいても、真ん中が開いちゃうからなんですね。

テレビやラジオのゴールデン・タイムのCM料が高いのと同じ理屈です。

3)タイアップ広告
問題は、これ。素人目に見れば、記事と見分けが付きません。
というよりも、「記事」として掲載する。

どこぞの胡散臭い広告で下の方に小さく「PR記事」と
書かれているものもありますが、
これは編集部が記事と認めていない、つまり、
雑誌の編集者が関与していない広告ページを表しています。
ギター雑誌には、ほとんど見ないので安心ですけど。

タイアップ広告は、通常「特集」などの見出しをつけ、
編集者(やライター)が取材をおこなって、
真っ当な記事とするモノです。

しかし、「真っ当」とはいえ、そのページは広告として
収入が発生している場合がほとんどなので、
結果的にチョウチン記事になってしまいます。

つづく