アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

オークションのギターvol.5

マイナス面ばかりもアレなんで、プラス面を一つ。

これまでの記事からお分かりのように、

1)現行機種でのメリットは少ないこと
2)業者の物件は避けた方がよいこと

を総合すると、個人出品の旧機種(ユーズド&オールド)には、
メリットがありそうです。

「楽器は試奏を前提に!」に変わりはありませんが、
古いモデルやレア仕様のものは、そうもいってられません。

例えば、自分の誕生年製作の○○が欲しい、と考えても、
中古楽器屋オンリーでは、なかなか難しい側面があります。

そんなときにのみ、リスク覚悟でオークションに参加する
意義がみいだせます。

特に「楽器に詳しくない」人が、押し入れのギターを出品する、
つまり、定価も査定価格も業者に委託することも知らずに、
オークションに参加する場合は、オイシイといえるのです。

そう、国産ギターの70年代から80年代にかけて製造された
オールドにはアタリがあるやもしれません。

モチロン、最低限の調整やリペアは必要でしょうけど。

このような場合は、同年代の同型機種を検索し、
相場観を掴んでおいて、入札されるとよいでしょう。

ただし、海外ギターはまた別の話。

国産のオールドは、比較的オーバービルド(丈夫すぎ)の
傾向があるので、そこそこの費用で使える状態になる場合が多い。

しかし、海外ギターはそれこそメーカーや機種名のみで
選んでいると、とんでもないガラクタにあたることも
珍しくありませんよ。