アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

電話セールスを感動させろ!なのだ。

仕事場に「資産運用しませんか」的な電話セールスがよくかかってくる。

ふつうなら「それは資産運用とか投資のお話ですか?そういったお話は全てお断りしております」と、一方的に切ってしまう。あるとき、たまたま次の会議まで30分ほどポカンと空いているところへセールスの電話がかかってきた。

人を説得するのが得意(?)なので、からかってみた。

僕「あー、僕は投資に興味がないんですよ」
セ「どうして興味がないんでしょうかねぇー」
僕「僕はねー、成功するも失敗するも自分の責任だと考えていてね」
セ「はぁ」
僕「人に運用させるくらいなら、自分でやった方が良いと思いませんか?」
セ「ああ、なるほど」
僕「そのために僕は自分のスキルをあげていくことのほうに興味があるんですよ」
セ「自分のスキル…ですか」

(このあたりから僕ペースなのを確信する)

僕「あなたも今の仕事でスキルを身につけようとしているんでしょ?」
セ「あ、そうですね」
僕「身につけたスキルは、あなたのものですよ。会社のものではないんです」
セ「今は仕事を覚えるのに精一杯ですけど、技術を身につけたいですね」

(もう術中にはまっているセールスマン)

僕「そう、客が取れたかどうかも大切だけど、自分のスキルがあがるかどうか」
セ「ええ」
僕「身につけたスキルが価値あるものなら、他の会社も欲しがるでしょう」
セ「なるほど、自分の価値も上がっていく、というわけですね」
僕「そうです。重要なことは<自分で自分の価値を上げる>ということです」

(ここらへんでシメにかかる)

僕「僕は<自分のスキル>に自信をもっています。だから人に委ねることはしません」
セ「確固たる自信がおありなんですね」
僕「常に自分を<他者の視点>で研鑽しようと心がけています」
セ「私も自分の仕事に自信をもてるようになりたいですね」
僕「きっとなれます。そろそろ時間です。スキル、ですよ。お互いに頑張りましょう」
セ「はい。お話しできて良かったです。お仕事がんばってください」





彼は、ぜったいこの仕事に向いていない。