アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ヴォーという名の猫の話

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近所に住んでいるこの猫は、たいそうユーモラスな猫だ。

うちのアパートの駐車場が散歩のコースで、スタスタと歩いているところによく出くわす。

朝方、台所の窓から駐車場を横切るこの猫をみつけたので、窓をあけて「ヴォー」と声をかける。ヴォーは立ち止まって、きょろきょろして歩き始める。

また「ヴォー」と声をかける。また立ち止まって、きょろきょろするので、もう一度「ヴォー」と呼ぶ。僕を見つけて「にゃー」とないて歩き始める。浮世離れしたおもしろい猫なのだ。

奥様方の井戸端会議に現れ、ちょうど「お手」をするように、僕の妻の、靴の甲にのるというお茶目な猫なので、近所でも人気者のヴォー。

アパートの隣にあるフランス料理屋の飼い猫だ。その名前も子牛を意味するフランス語というわけ。模様が牛っぽいからなんだろう。フランス料理屋に「フォン・ド・ヴォー(子牛からとったフォン)」は欠かせないというオチか。

ところが、近所の情報によると「どうもヴォーは家に入れてもらえないらしい」。

まぁ、料理屋ですからね。

いやいや、もう一匹の飼い猫は、ちゃんと家の中で寝ていて、ヴォーは店の外の薪置場、薪と薪の隙間に入って寝ているという。一体、なにがあったのだろう。謎だ。

朝、僕の車のまわりで懸命に草を嗅いでいるヴォー。「ヴォー、ヴォー」と呼んでも無視。「ちょっと車を出したいんだけど」と言っても無視。腹をさわったら「にゃー(なんやねん)」といって邪魔扱い。そんなに良い匂いなんか?その草は。

ほんで、こんな写真になりました。