アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

笑えない告白の巻

昨年の初夏に納涼企画として書き始めたこのシリーズ。

ほんまに怖かった話は、ずいぶんと書いてしまった。ので、たまに思い出す奇妙な話を書いてみたい。

中学校一年の合宿で、深夜の告白タイム。ありがちですねぇ。最近の中学生は知らないけれど、子どもと大人の境目で、お兄ちゃんがいる子はませており、そうでない子はガキンチョの年頃。

告白する内容も、様々でございます。

好きな女の子の話も、いまいち盛り上がらない。ガキンチョにはどうでも良いことだから。必然、自動車にはねられて5m飛んだ話だとか、窓枠に座ってた弟を突き飛ばしたら落ちちゃった話とか、訳わからん方向に迷走する。

そんな流れで、寺の住職の長男だったUくんも告白したんだけど、あまりの内容にまわりはドン引き。

「弟が生まれたばかりの頃、母ちゃんと赤ちゃんだった弟と俺が一緒の布団で寝ててさあ」

「夜中に寒くて目が覚めたんよ。冬じゃったけえ、布団にもぐろうとして、たぐり寄せたんじゃ」

「朝起きたらさぁ、隣で寝とった赤ちゃんの弟が、窒息して死んどったんじゃわ」

「ありゃあ、俺が殺してしもうたんじゃわ、きっと」


……どういう告白やねん。