アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

父ちゃんの果実酒

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夏の午後、風鈴の音を聞きながら、梅酒を一杯。ええもんですな。

実家に帰省したおり、妻が「梅酒が好き」と言ったのを、僕の父ちゃんは聞き逃さなかった。一年モノの梅酒をロックでいただいた妻が、梅酒の出来をさらに褒めるものだから、父ちゃんのスイッチが入った。

父ちゃんは、ごそごそと土間へ降りていき、ブランデーとビールの瓶を抱えて戻ってきた。

……醤油みたいな色になってますけど…これ梅酒? 汗)。

父ちゃんが言うには「どれか一つは山桃酒」だそうで、さっそく飲み比べることに。山桃酒は割とすぐにわかった(写真右)。実家にはでっかい山桃の木があって、時期になると側道に落ちたいっぱいの実が自動車に潰されて、特有の甘い香りがそこらじゅうに漂っていたっけ。

染料にも使えるほどの赤黒い実なので、果実酒も当然、赤っぽいはずなんだけど、ご覧のような醤油色。父ちゃんは酒飲みのクセして甘党なので、お味のほうも甘めでフランス料理の食前酒によさそう。

真ん中の薄口醤油みたいなヤツ……ん~、たしかに梅酒といえば梅酒か。3本の中では一番若いはずのこの梅酒。2升か3升の梅酒樽で作ったものが減ってきて、ブランデーの空き瓶にとりわけたそう。そのラベルがすでに10年前のものだから、こりゃ、相当年季が入っている。

左の梅酒。……これ、もうなんか古酒(クースー)とか紹興酒になっとるんですけど。時の流れってすごいのね。いつもはブログで、ギターのビンテージがどうの経年変化がどうの言ってるけど、寝かしたお酒ってすごいわ。

昔、麦茶と間違えてウイスキーを一気飲みしたことを書いたけど……。
父ちゃん、一番搾り<生>の中身が古い山桃酒っていうのもどうかと思うぞ。



ウイスキーの話はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/jeepkotani1968/33457643.html