アコギ・ユニットのギター選び
訪問者のbunさんから、次のようなコメントをいただきました。
●
コメントの記事:
http://blogs.yahoo.co.jp/jeepkotani1968/3588477.html
bunさんのblog:
http://baobabun.blog63.fc2.com/blog-entry-17.html
「試奏はまだあまりしてないのですがMartinのとても繊細で綺麗な音が好きです。
二人組で相方がGibsonのJ-45なのでその相性も考えつつとなるとなかなか難しいです。」
●
今まで自分はユニットを前提としたギター選びをしていないので、
「なるほど、そういう選び方もあるんだな」と思いました。
せっかくなので、今回はそれをお題にうんちくです。
●
まず、僕的にはユニットで使うことが明らかでも、
気に入ったギターを優先すると思います。
自分が弾いて気持ちよくなれないと、ユニット自体も
長続きしないと考えるからです。
そのうえで、です。
相方さんがJ-45というクセモノ(アクが強いという意味で)を
お使いですから、バランスを考えると難しい。
PUを使ったライブが主でしたら、それほど考える必要はないでしょう。
けれども、生音録音も視野に入れると考えものですね。
●
バランスの取り方には二通りあると思うのです。
1)同じ傾向の音色で相乗効果を狙う。
何かしらの共通する音色を二人が奏でることで、塊感やまとまりを
強調する。例えば、デパペペ的に交互入れ替えなど、どっちが弾い
ているのかわからないほど、音のまとまりを出したいときは、傾向
の近いギターを選ぶ方法が効果的です。
J-45はマホガニーの明るくカラッとした音色が特徴ですから、Martin
なら同じ材を使用したD-18。
テイラーやKヤイリのマホガニー・モデルもいいかも。
Gibson特有のドンシャリ感を重視するなら、同じマホガニーのHummingBardか、
少し味を変えてメイプルのDOVEという選択もアリだと思います。
要は、材特有の共通項か、メーカー特有のクセをあわせることで強調する。
うまくいけば、ユニット自体に音の色づけができるかもしれません。
あのユニットって明るいサウンドだよね、とか、
ザクッとした主張のある音だよね、みたいな。
2)一方の弱点を一方が補う。
音色の隙間を補完するという考え方です。リズムとリードのように
ある程度の役割分担がある場合も、一方のギターの弱い音域を補う
場合もこの考え方が有効かな。
J45はマイク乗りはいいんですが、鳴るギターとはちょっと違うので、
あんまり鳴りすぎるギターをぶつけると浮いてしまうかもしれません。
また、J45は高音域のハイフレットはツマリ気味な特徴があるので、
リード・ギターを合わせるなら、高音域の伸びを重視する手もあります。
これは本当に多彩な選択肢があるので、一概には言えません。
MartinのD系、テイラー、モーリスなどのローズウッド・モデルは試す価値アリ?
●
まずは、いろいろと試奏してご自分の好みの音色やメーカーを見つけ、
ユニットとしてのバランスは最後に加味するというのが現実的かと思いますよ。
ライブなどはビジュアルの要素も大きいですし、
音色や音量、バランスは調整すると割り切れば、
レコーディング時に傾向の違うギターがあれば何かと便利なのは間違いないです。
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コメントの記事:
http://blogs.yahoo.co.jp/jeepkotani1968/3588477.html
bunさんのblog:
http://baobabun.blog63.fc2.com/blog-entry-17.html
「試奏はまだあまりしてないのですがMartinのとても繊細で綺麗な音が好きです。
二人組で相方がGibsonのJ-45なのでその相性も考えつつとなるとなかなか難しいです。」
●
今まで自分はユニットを前提としたギター選びをしていないので、
「なるほど、そういう選び方もあるんだな」と思いました。
せっかくなので、今回はそれをお題にうんちくです。
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まず、僕的にはユニットで使うことが明らかでも、
気に入ったギターを優先すると思います。
自分が弾いて気持ちよくなれないと、ユニット自体も
長続きしないと考えるからです。
そのうえで、です。
相方さんがJ-45というクセモノ(アクが強いという意味で)を
お使いですから、バランスを考えると難しい。
PUを使ったライブが主でしたら、それほど考える必要はないでしょう。
けれども、生音録音も視野に入れると考えものですね。
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バランスの取り方には二通りあると思うのです。
1)同じ傾向の音色で相乗効果を狙う。
何かしらの共通する音色を二人が奏でることで、塊感やまとまりを
強調する。例えば、デパペペ的に交互入れ替えなど、どっちが弾い
ているのかわからないほど、音のまとまりを出したいときは、傾向
の近いギターを選ぶ方法が効果的です。
J-45はマホガニーの明るくカラッとした音色が特徴ですから、Martin
なら同じ材を使用したD-18。
テイラーやKヤイリのマホガニー・モデルもいいかも。
Gibson特有のドンシャリ感を重視するなら、同じマホガニーのHummingBardか、
少し味を変えてメイプルのDOVEという選択もアリだと思います。
要は、材特有の共通項か、メーカー特有のクセをあわせることで強調する。
うまくいけば、ユニット自体に音の色づけができるかもしれません。
あのユニットって明るいサウンドだよね、とか、
ザクッとした主張のある音だよね、みたいな。
2)一方の弱点を一方が補う。
音色の隙間を補完するという考え方です。リズムとリードのように
ある程度の役割分担がある場合も、一方のギターの弱い音域を補う
場合もこの考え方が有効かな。
J45はマイク乗りはいいんですが、鳴るギターとはちょっと違うので、
あんまり鳴りすぎるギターをぶつけると浮いてしまうかもしれません。
また、J45は高音域のハイフレットはツマリ気味な特徴があるので、
リード・ギターを合わせるなら、高音域の伸びを重視する手もあります。
これは本当に多彩な選択肢があるので、一概には言えません。
MartinのD系、テイラー、モーリスなどのローズウッド・モデルは試す価値アリ?
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まずは、いろいろと試奏してご自分の好みの音色やメーカーを見つけ、
ユニットとしてのバランスは最後に加味するというのが現実的かと思いますよ。
ライブなどはビジュアルの要素も大きいですし、
音色や音量、バランスは調整すると割り切れば、
レコーディング時に傾向の違うギターがあれば何かと便利なのは間違いないです。