アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

1997年のアコギのお値段

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十年一昔といいますが、たいして汚れていない10年前の雑誌を普通に読んでいると、自分が歳をとっていることにもなんだかピンとこない今日この頃。。。

この雑誌は現在リットーミュージックから季刊で発行されている「アコースティック・ギター・マガジン」の前身にあたるムック「THE ACOUSTIC GUITAR 6」です。1997年12月29日発行ですから、ちょうど10年前の雑誌ということになりますね。

このなかに某中古楽器専門店の広告が掲載されていたので、当時の価格と現在の価格を比べてみました。もちろん状態によって値段は変わりますから、かなり大雑把な参考価格としてながめてください。

価格の変動がダントツ大きいのは1957年製造のGibson SJ(サザンジャンボ)。現在、'56年状態劣る59万円、'57年状態良し89万円が本日の価格。10年前は22万8千円。。。。4倍!に上昇。

1956年製造のMartin D-28。当時78万円が現在140万から150万に上昇です。ハカランダ材の供給がストップしたことが大きく影響していると思いますが、さすがに10年で2倍はすごい。

1966年製造のJ-45は当時あまり人気のなかったチェリーサンバースト。当時19万と23万の2台が売られています。現在は状態良し59万円。。。色で選んでいる状況ではなくなってしまったようですね。

ところで当時から人気の高かったサンバーストカラーのJ-45、1953年製造が32万円とされています。現在は、状態によって幅があって50万から70万のあいだが相場。

ギターとの出会いはお金じゃないと思います。それよりも、やっぱり確実に時間がたっているんだな~と。。。10年ってそれなりに長いな~とちょっとだけピンときました。