アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

Ts'T型

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YAMAHAの次に登場願うのはTs'T(テリーズ・テリー)です。

アコギにあまり詳しくない方は、「なにそれ」かもしれません。
が、長渕剛さだまさしアルフィー坂崎などなど
弾き語り系のミュージシャンがこぞって使用しているので、
どこかで一度は見ていると思います。

個人工房で受注生産されていて、
1台100万~という高額に加えて、月産4~5本という生産本数の
少なさから、ちまたで現物を見ることは困難です。

Ts'Tは、YAMAHAのチーフ・デザイナーであった中本輝美氏が
独立して設立した工房。テリー中本さんといえば、YAMAHA在籍中、
ポールサイモンをはじめとして数々のミュージシャンのために
ギターを設計したひと。

ですから、フォーク世代にとっては夢のギターということになります。

ちなみにYAMAHAの中古に中本氏のサインが入っているものは、
ヴィンテージ並みの扱いです。

僕的には、GibsonよりもTs'Tのピックガードが好きなんです。
本ベッコウのまだら模様もたまりませんが(特に透明部分の比率の多さ)、
形状もYAMAHAGibsonのいいとこ取りって気がします。

やっぱりテリーさんは、そういったニーズを形にするのが上手いんでしょうね。

現在、シリアルは300を超えた模様で、3年待ちを覚悟すれば
夢のギターを手にすることができる、かも。