年の瀬塩ラーメン、塩や。
メリークリスマスでございます。
クリスマスといえば可哀想なのは僕の妹の息子、つまり甥っ子。妹は神道のうちに嫁いだので、クリスマスはお祝いしない主義。ちかごろそこまでストイックな家庭も珍しいが、甥っ子のところにサンタは来ない。
そのかわりといってはなんだが、正月になると甥っ子のところには「お正月さん」という謎の人物が来る。正月三が日の夜、枕元にプレゼントを置いていく、まんまサンタっぽい人物だ。
甥っ子が描いた「お正月さん」の絵は、どこか布袋様に似ている。
ところがどうも今年からクリスマスが解禁になったらしい。。。「お正月さん」のことを知らない恩人からプレゼントが届いて、断りきれなかったのが原因だそうだ。
僕はお正月の夜に近所を歩き回る「お正月さん」がシュールで好きだったんだが。。。
ということで、年の瀬である。
もともと蕎麦のつなぎに小麦を使うけど、ちょっと蕎麦粉が入っているだけで蕎麦の風味が勝つ。だからこの麺の場合も、ほとんど蕎麦と変わりません。
スープはとっても透明で、浮かせた油の玉がキラキラととっても綺麗な仕上がり。スッキリとした塩スープで旨い。アサリの具は海の香りがグッと増すのだが、僕的にはそこまで強くなくても良いかなというかんじ。
大袈裟ではなく、大晦日を思い出させるお味。ついつい七味唐辛子を探してしまうのは僕だけではないだろう。いちどは食べてみる価値ありの、丁寧なラーメンでしたよ。