ひや天おろし大、おか泉。
お盆過ぎの帰省で漠然と感じたのは、昨年ほどの大混雑はなかった、ということだ。
ほかのうどんブログをながめてみても、やはり今年のゴールデンウイークや昨年の状況と比べれば、有名店の行列がいくぶん少ない印象だった。
高速道路一律1000円の効果で、休日の行列はそれこそ手が付けられない状態だったのだから、この落ち着きはまちがいなく橋を渡る料金の影響だろう。
「一杯100円のうどんを食べにいくのに往復1万円の高速料金」との自虐的笑い話が'95年頃の巡礼ブームに聞かれたが、その精神的な影響はでかいんじゃなかろうか。
ディズニーランドを満喫するのに2万円の出費を覚悟すれば、交通費と滞在費に4万円かけるのも仕方がないとあきらめもつく。が、100円のうどんに8000円の交通費、あなた、かけますか?
目的の重要度とそれを達成するための費用がアンバランスなんである。
ただし、僕的には1000円だろうが4000円だろうが帰省時には橋を渡る。休みのたびにうどん屋大行列では全く楽しめないので、そこそこ橋を渡るのに抵抗感のある値段がよろしい。
さて、今年はやや行列が少ないと察知して、目指したのは行列必死で知られる「おか泉@綾歌郡宇多津町」。じつはこんなに有名店なのに、僕は未食だったんである。
大人気になっちゃう前に訪問するところが、この店に関してはカンペキに乗り遅れちゃったんだもん。
で、やっぱりお店は行列で、ひさしの下に20分ほど。途中、メニューを見せてもらって注文をしたり、冷たい水がタンクに用意してあったりで、苦にならない程度で入店。
席に着くとほどなくして「ひや天おろし大」が饗された。ずるっと、、、う、ううまい。
もちしこでビョ~ンと伸びるタイプのうどん。なるほど、「東のはりや、西のおか泉」とは良く言ったもんだ。でっかいエビ天は横位置の写真ではしっぽがはみ出すほどのボリューム。
カリッとして香ばしい。とても良い油を使ってる。並ぶのも納得の味。
惜しむらくは、店内に常時流れるプロモーションビデオ、というかテレビで紹介されたときの録画?がくどい。そんなに見たくないし、社長の顔なんてどうでもいいんですよ。笑)