アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

朝うどん、うどんバカ一代。

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朝ラーメンだとか、朝カレーだとか、いろいろと考えだすもんだとおもう。

朝カレーなんていうのは、前の晩に余ったカレーを次の朝に食うと具材がよくなじんでいてうまい、というなんとも3世代同居家庭的な、田舎の家なら普通じゃん的な発想をうまく取り込んだ。

朝ラーメンは都内のラーメン屋がギトギト太麺の爆食系ラーメンに対抗して、あっさりを売りにするために喜多方ラーメンでは日常的だった「朝食がてら」を取り込んだんだろう。

どちらも情報番組で「話題の~」と伝えるが、わるいけど分母の少ない地方じゃ売りにならんわい。

朝食っていうのは、流行よりも習慣によるところが大きい。朝のバイキングに必ず米もパンも準備されているように、「今日はパンしかないからそれでいいか」とはなかなかいかない。

都会的生活であっても、会社の近くのコンビニでサンドウィッチと野菜ジュース、という習慣が出来てしまえば、そこから大きく逸脱した朝食には違和感を覚えるはずだ。

朝食とはそういう特別なものである。

それと同時に、朝食としての習慣がある喜多方ラーメン讃岐うどんは、その土地の精神性に強く根付いた特別な食べ物なんである。

さて最近、帰省したときの朝の定番になっている「うどんバカ一代@高松市多賀町」だが、今年のゴールデンウイークは朝の7時から大行列になっていて断念した。

8月17日朝、盆客はなくとも瀬戸内国際芸術祭がらみの客(この店は芸術祭のガイドブックに掲載されている)が多いんじゃないかと、おそるおそる訪問。

すると意外にもほどよい客数。6時開店にあわせたので、皆が活動始める7時くらいにはどうなんか知らんよ。ただ、瀬戸大橋の1000円均一がなく、かつ平日だったので一時の混雑はおさまってるのかも。

冷たいかけの大を注文。

妻と義母はひさしぶりにこの店で「かま玉」。うん、たしかに混雑しているときには注文しにくいな。そんでもって、出汁に使った昆布を佃煮にするっていって、わけてもらっている。笑)

ずるっといく。う、ううまい。

やっぱりうまい。勢いのある朝うどん最高! ほんでもって、妻たちはそれはそれは大きな昆布をビニル袋に入れてもらって家に戻ったのであった。

あ、「うどん屋さんの昆布の佃煮」って商売になりませんかね。