アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

幸せのたまご、ポムの樹。

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ありえない。

おっさん二人でオムライスの専門店である。

「創作オムライス ポムの樹松江市学園」は全国に96店舗を要するチェーン店。若い女性客、この場合とくに大学生の女子にターゲットを絞った出店計画は、なかなかお見事といえる。

この近辺はファミレスや定食屋がひしめくB級グルメストリート。だが、撤退する店も少なくない。

それは「大学が近い」という安易な出店計画に原因があるとおもう。いまどきの大学生は「外食する時間がないからコンビニ」とか、そうでなければ「アパートが近いので一度帰宅する」ってのがやたら多い。

質より量、量より値段。。。。だから立地だけで平日に学生がわらわら来ると思ったら大間違い。そもそも空き店舗があるってことを不思議に思わなければ商売人としては失格なんである。

で、この店はというと、チェーンの安心感と同業種の少なさ、量と値段の男子学生をねらう店が多いなか女性にピンポイントの訴求力がいい。地代の高い駅前や官庁街でなく、とにかく20歳前後の女性が多い場所。

そこになにを思ったか、おっさん二人で行ってきました。。。。

はい。オムライスが好きなK先輩の要望ですよ。で、9割女性客。大学生のほかにOLらしき客もいて、なんだか島根県にはない女性専用車両に乗ってしまった、そんな風情である。

僕はなるべくオーソドックスなメニューを選んだ。「風味豊かなデミグラスソースオムライス」のS。

たまごの内側は幸せの半熟(じゅるじゅるではない)でバターの風味がよい。中身はいたってシンプルなケチャップライスである。本来なら、ここへ様々なトッピングを加えてね、ということだろう。

僕としてはフツーに美味しく頂いた。

オムライスの好きな女性にはたまらない仕上がりだと思うし、オムライスでかなりのバリエーションを楽しむことができるので、注文に迷う楽しさもあるだろう。

店を出たK先輩いわく。。。。「一人じゃ入れんわ」