アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

トマチリde辛っ!!@拉麺ひらり。

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高松市郊外に洒落たイタ飯のようなラーメン屋があると聞いた。

昼食抜きで夕方4時頃に腹が減り,妻を連れて屋島に向かった。マルナカ屋島西店の裏にヨーロピアンスタイルの店舗を発見。と,こ,ろ,が,店前に張り紙。

「スープが切れてしまいました。17時頃に再開予定です」。。。おーまいごっど。

おいらの腹はすでに危険水域だぜ。近所の西村ジョイの駐車場にクルマを滑り込ませ,250円の激安お好み焼きを食ってしまうぜ。それなりにチープで美味いぜ。ペットコーナーで時間を潰すぜ。

で,17時に再度訪れたのは「拉麺ひらり@高松市屋島西」である。

イタ飯屋がラーメンを出しているかのような佇まいだが,完璧にラーメン専門店である。定食ものはあるけどね。厨房もまるでレストランのそれ。シェフ3人が慌ただしく働く。

人気メニューのトマチリ。妻はベーシックな「トマチリ 730円」を,僕は3倍の辛さというふれこみの「トマチリde辛っ!! 750円」を注文。饗されたラーメンやいかに。

おー,これはチリの辛さと酸味,トマトの酸味,ごまの風味,背脂の甘みが合わさったスープ。ラーメンかイタ飯かと聞かれれば,ごまと背脂の混入がラーメンのアイデンティティを主張している。

麺にうるさい讃岐人には嬉しい太ねじれ麺。もちっとした食感の上質麺である。

ガーリックオイルを塗ったパンが1枚(写真は妻と僕の二人分ね)付いてくる。最後にこれをスープに漬けて食すと,イタリア風味がより際立って楽しい。

トマチリスープは多彩なメニューのベースとなるので,ややアッサリしている。もちろんそれだけで頂いても美味しいのだが,あさりやペペロンチーノなどの合わせ技のほうが満足度は高いかもしれない。

遠出しなくとも300円あれば美味しいうどんが食べられる高松市にあって,個人ラーメン店は他の県にはない苦労があると思う。味もさることながら,どこまで個性的であり得るか。

まさに一つの解答を見た気がします。