アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ブリッジピンを抜く!

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弦を交換するとき、ブリッジピンを抜きますが、ギターによっては「抜けない」頑固な
ヤツもいるのです。そんなとき、専用のピン抜きやニッパーを使って抜くわけですが、
皆さん、正しくピン抜いてますか?

僕的結論:「ブリッジピン、つっこんで、指でだめなら、ニッパーで」(交通標語風に)


【第1段階】弦を緩めて、ブリッジに突っ込みます。そうすると、ピン、ブリッジ、
      ブリッジプレートの間にゆるみが出て、こなれたブリッジなら簡単に
      ピンを抜くことができます。
      本来、精度の高いブリッジとピンならば、この段階で抜けるように設計
      加工されています。

【第2段階】抜けないようであれば、サウンドホールから手を突っ込んで、ブリッジ
      ピンを下から押し上げます。少し力をかけると抜けます。

【第3段階】それでも抜けないピンは、そうとう固く入ってますねぇ~。ここではじ
      めて道具を使いましょう。
      専用のピン抜きは楽器屋で数百円で手に入ります。弦を切るためにニッ
      パーを使いますから、僕はニッパーを軽くあてがってテコの原理で抜き
      ます。ピン抜きにしてもニッパーにしても、テコの原理で抜くことにな
      ります。このとき「支点」がブリッジの木の部分にあたらないよう気を
      つけています。「力点→支点→作用点」懐かしい。
      僕の場合、ピン(作用点)はホントに軽く引っかける程度、支点はサド
      ルの弦と接しない部分を使っています。ブリッジの木材に傷をつけない
      配慮です。

【裏技】  最初に抜けた弦で、抜けないピンの頭をクルッと一巻きして、左右に開く
      ように引っ張りながら持ち上げると抜ける。

さあ、れっつとらい!……抜けりゃあなんでもいいんですけどね。