アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

体験!コリングス

弦にシビア

ひさびさのコリングス評です。最近、やっと気がついたことがあります。 それはコリングスなるギターは「弦にシビア」だということ。 ギターと弦には相性があって、自分のギターにあった弦を探すのもまたアコギストの醍醐味でもあるのです。し・か・し、コリ…

Martin系の音?

一般評「CollingsはMartin系の音作り」。 マーチン系の音って、 倍音豊かで、かつバランスが良く、 高音弦のチーンという鈴鳴りに、 長いサステイン、と評されます。 50年代のMartinを目指して作られるCollingsは、 やはりマーチン系といって良いでしょう。 …

Martinを凌駕するって?

一般評「CollingsはMartinを凌駕する音」。 Martinヴィンテージを彷彿とさせる音、と 日本で紹介されたのが1993年から95年にかけてのこと。 実際のところ、どうなんでしょう? ● 僕は「MartinよりもCollingsが好き」ということであって、 超えるとか超えない…

音がカワルって?vol.3

の、ように諸説アルので、僕は次のように考えています。 1)木材を組み合わせて作られるアコギは、 経年変化によって、含有する水分の量やセルロースの 結晶状況が変化し、音が変容する。 2)ナット、サドル、フレットの摩耗によって、 音の張り、倍音の量…

音がカワルって?vol.2

ギターの音は、なぜ変わる? 諸説あるなかで、最も納得できたのは、 【木材は伐採されたあと、セルロースの結晶化が進む】説 このような木材自体の経年変化は、僕たちの日常でも 充分感じることができるから、わかりやすい。 塗装しなけりゃ、カピカピになっ…

音がカワルって?vol.1

一般評「Collingsは音が変わる」。 ギターって音が変わる、といわれます。 Collingsは新品時に「音が硬い」と評されるだけに、 「弾き込めば丸くなるから大丈夫」という声を耳にしますね。 結論から言えば、僕も「音は変わる」と思います。 でも、よくいわれ…

指がイタイって?

一般評「Collingsはテンションが強い」。 うん、強くて指が痛い。これ、本当。 でもね、Martin D28の新品もそんなモンでした。 最強だったのはJ-200。カポなしじゃ、到底、弾けなかった。 調整しなけりゃ、キングオブ拷問ギターです。 000-28やGibson J-45と…

作りがイイって?

一般評「Collingsは作りが良い」。 工作精度が高い、という表現も使われますね。 でも、これって新品時に見てわかるのか疑問です。 新品時に見てわかるのは、ヘッドのエッジにみられるような、 外見の「精度が高そうな」印象であって、本当のところ 初見で診…

音がデカイって?

一般評「Collingsは音が大きい」。 そりゃーデカイ。 特にOM2Hは、音量だけならそこらのDサイズと変わらん。 (D2Hも大きいことは大きいが、そこまで歴然とした差ではない) MartinのOMや000、GibsonのLやLG…これらの 現行機種と比較すれば、違いは歴然であ…

音が カタイって?

一般評「Collingsは音が硬い」。 実際のところ、どうなんでしょうね。 ● 新品状態は確かに硬いと思います、僕も。 ただね、「硬い」っていう~言葉が一人歩きしてるのも事実。 専門誌がいう「硬い」は、何と比較してるのか? ローズウッド・モデルのOM2HはMa…