アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

雑誌情報のウラ話vol.4

タイアップ広告はチョウチン記事だ、という理由は
ご理解頂けたかと思います。

では、もしもあなたが、
文体の微妙な変化や、記事構成の怪しさ、
他ページとのデザイン的不適合、写真の扱いの違い
などから、タイアップ広告を見破れるとすれば
安心でしょうか?

答えはNO。

vol.1でもお話ししたように、雑誌は「広告収入」で
まかなわれているからです。

例えば、正直にものを言うギター雑誌があったとします。
「あそこのメーカーは、作りが悪くなっている」とか、
「あの楽器屋は、評判が悪い」とか…。
そんな雑誌、めちゃめちゃ欲しいです、僕は。

でも、どんなに売れ行き好調な雑誌も、
広告が付かなくなると、廃刊確実です。
雑誌は、もともと販売利益だけでは、赤字が出るのです。

僕たちは、「商品カタログと雑誌は違う」と思い込んでいます。
けれども実情は、

広告収入→商品を褒める→商品が売れる→次の広告収入→以下同

を繰り返すという意味で、商品カタログと全く変わらないのです。

ですから、雑誌の情報は「良い部分」を知りたい場合に限って、
情報としての力が発揮されるのです。