アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

地元で評判の店はここじゃ!の巻

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あんまりひっぱるのも疲れたので、たいしたことのなかった某店2玉は省略。

この正月に義兄が興奮気味に教えてくれた店が「あづま@前田東町」。この店は2005年3月に開店したのだが、地元テレビに一度登場したきりあまりメディアに登場しないらしい。いつもトラックバックしている四国新聞のデータベース「讃岐うどん遍路」にも掲載されていない。だから今日はリンクを張らない。気になって見に来てくれた人だけが読める、という粋な趣向。

例えば「オビカ食品@坂出卸売市場内」とか「カントリー@琴平町?」のような最初から出てこない店もあれば、「はりや@郷東町」のごとく、さばききれないほどの客が集まってメディアから姿を消す店もある。

「はりや@郷東町」はそれでも「恐るべきさぬきうどん第五巻」に収録されているゆえ、県外者にも広く知られた存在だ。だが、この店は違う。休みの日ともなれば地元客と若干の県外客で行列ができるらしい。午前11時開店、午後2時(玉切れ次第)閉店。それに加えて名店と呼ばれる店が少ない東讃に位置するので巡礼コースにも含まれず、県外者が立ち寄りにくい店ともいえる。

高松自動車道高松東インターのちょうど真北、道一本のところにある。屋島方面から行くと、塩江街道を南進し、久米池を越え、高松自動車道にぶつかる一つ前の信号を左に折れる。角のジョモが目印だ。田んぼと民家の間を800mほど東へ行くと右手にオレンジの看板が見える。えっと、こんなに進んだらなんにもなさそうだけど…と不安になったその先にある。

金曜日午前11時30分、駐車場は八割程度、タクシーもとまってるけど巡礼ではなくて運転手さんが昼食らしい。おっと、郵便配達のバイクもとまってる。むかしの「山越@綾川町」や「山下@坂出市」を彷彿とさせる。

義兄いわく「ロッジのようなカフェ風の店やで」
姪っ子いわく「天井から自転車がぶらさがっていた」

どんな洒落た店かと思ってたら…兄さん、これはカフェとはいわんやろ。たしかに自転車はぶらさがってるけど、木製のB級オブジェじゃ。いかんな、今回はどこかにB級要素がふくまれとる。

なんか内装で不安になって、ついさっき山越で3玉食ってるし、僕は「冷やしうどん+いいだこ天」、妻は「かけ+カボチャ天」。あんまりイイダコがおいしそうだったんで、写真を撮る前にアタマを食ってしまった。

さて、箸でつまんで…おっと、ここの麺は長いぞ~っと、つゆにつけていざ!

どしゃ~~~~、久々に感動!ビシッと締まって、カドがあって、迫るような勢い。堅腰系のしっかり男麺で旨み充分。「冷やしうどん」は氷水に締めた麺が泳いでいるので、腰の状態は最上級。妻の「かけ」を一本もらう(一本が結構長い)。冷やしほどではないものの十分な腰と勢い。

天ぷらもおばちゃんが揚げているから、さくさくで美味しい。

ブーム前の有名店を彷彿とさせる要素をいろいろと兼ね備えとる。あんまり広まって欲しくないなぁ。