アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

太平楽の中華そば大盛

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松江のラーメン好きなら知らぬ者はない「太平楽松江市」。

倉敷からの帰り道、久方ぶりに寄ってみた。檜山トンネル手前「文化の友」西へ折れ、上乃木三叉路をまっすぐ北進、国道9号も突っ切って、左手のボーリング場を越えたら次の路地を右に折れる。

完璧取材拒否店にもかかわらず、行列の出来る超有名店である。

8月12日、午前11時。立ち待ちは5人。おじいちゃんもお元気そうで安心する。たぶん来る客の多くは、大将の元気なところを確認しにきているようにも思う。数年前に目の病気を患われて、しばらく店をお休みしていたことがある。このまま閉めてしまうのではないかと何人のファンがヒヤッとしたことか。

中華そばしかないのだけど、サイズが三段階。ふつうの「中華そば(小と呼んでいる)」は一般比0.8玉くらい。その上が「大盛」で1.3玉程度。常連さんが「とく」と呼ぶ特盛は未食。

僕はいつも大盛で充分なんだけど、「とく」と注文するお客さんは多い。この日は子どもを連れた家族が多く、小学校高学年らしき女の子が「大盛」を食べていた。なぜか、この店に来ると自分が小食のような気がしてくるから不思議だ。

子どもの頃からこの中華そばを食べていたお客が大人になって、子どもを連れてきてるよう。相席になった帰省中らしき夫婦は、二歳ほどの我が子に取り分けた麺を食べさせている。昭和ノスタルジーか、このあたりが繁華街だった頃の郷愁か。松江っ子の中華そばなんだな。

僕もちょっとだけ仲間に入れてください。

途中で振りかけようと思っていたコショウも忘れて、ズルズルと太め縮れ麺を食べた。化調で調味したスープもなぜか太平楽の特徴的な風味で、飲み干してしまう。大盛400円を渡して外に出ると、すでに行列ができはじめていた。