天城の豚骨、マルハチ。
さて、またまた年越しの帰省である。盆に正月と、よく律儀に帰るもんだと自分でもあきれてしまう。
農家の長男なのに実家をほっぽりだして好きなことをしているのだから、まあ、年に2回は帰ってもバチはあたらんだろう。実家に帰ってもとくに何をするという予定もなく、仕方がないからラーメンの一杯でも。。。。
と、立ち寄ったのが3年ぶりとなる「ラーメンマルハチ@倉敷市藤戸町」。まだ開業して十数年という豚骨しょうゆが売りの店だが、すでに人気の老舗店の風格が漂いはじめている。
開業当時、この店の豚骨スープは倉敷ラーメン界の異端児。倉敷のいわゆる「中華そば」は、鶏ガラと煮干しのスープに醤油ダレが基本だったからね。
それゆえ「こってりした豚骨醤油ラーメン」と表記されることもしばしば。帰省中のコンビニで立ち読みした岡山ラーメンの雑誌にもそうした表記が。。。しかし、実はこの店のスープ、「あっさり豚骨醤油」が正しい。
ここ何年間か、豚骨白濁スープの店が倉敷にも出店して人気である。来来亭、一風堂などなどセントラルキッチンで何度も豚骨を煮出していくコッテリが主流。そうしたなかであっさりと表現するのが適切なマルハチの豚骨である。
倉敷のラーメンの基調に流れる醤油ダレの勝った感じ、細めのストレート麺、薄切りチャーシューの投入感。ピリ辛の調味料をちょっとだけ入れると、また格別なのである。
本来なら大盛りか唐揚げなどガッツリいきたいところだが、今夜のためにやめておこう。
たどり着いた実家で僕の目に入ったものは巨大なタラバガニ。。。おやじが奮発したカニの足は板付きのかまぼこぐらいあるじゃないか。とにかく写真でも撮るかと、大きさの比較に僕のメガネをかけてみました。
これ、すごい。。。