アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

中華そば500円、百万両。

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「この世の最後にラーメンを一杯。さて、どこで食べる?」

こう聞かれたら、多くの麺通たちは味だけで決められるだろうか? 僕はそう思わない。最後の一杯に求めるのは、自分の思い出にどれだけ寄り添っていた一杯かどうか、だ。

明日死んでも食いのない、失礼、悔いのない人生を送る事をモットーとする僕は、極端な話、その最後の一杯を探して新しい店を訪れているような気もする。

ここ何年も揺るがない、僕はこの店を選ぶだろう。

「百万両@倉敷市連島町」。。。最寄りの交通機関は路線バス、クルマで行くしかない便利とは言えない場所。盆過ぎの平日、午後3時前。この時間で店内7割の席が埋まる人気ぶりである。

空席をみつけてしばらく待つと中華そばが饗される。注文する必要はない。この店で「麺かため」などとコールする奴は麺通を気取ったトーシロー。気持ち悪いから出直してこい、ってなもんである。

醤油ダレが勝った鶏ガラと煮干しのスープ、ストレートの細麺をすいすいと口に運び、脂の少ないペラペラのチャーシュー、味の深いメンマを交互に。やあああっと勢いで食べてしまう。

最後に、お勘定をテーブルに置き、おつりが欲しければ勝手にテーブルからとっていく。

むむ、やっぱり今回も旨かったなあ。