勝手に師弟対決、一福。
丸亀の中村でひやかけの大を食べ、高松に向かう道中、僕はすでに次の店を探していた。
僕「一福に行ってみようか」
嫁「でもおなじ系統の麺でええん?」
僕「細麺やったらまだおいしく食べられるで。剛麺やったら君は無理やろ」
妻「ほな、そうしようか」
嫁「でもおなじ系統の麺でええん?」
僕「細麺やったらまだおいしく食べられるで。剛麺やったら君は無理やろ」
妻「ほな、そうしようか」
この店、はじめて訪問したのは2008年の夏。2009年の正月に再訪したのだけど、その年に麺通団の田尾サンがテレビで「奇跡の麺」と評して大人気店へ。その後、田んぼを潰して駐車場を増やしている。
並びが嫌いな僕は、その話を聞いて、めっきり遠ざかっていたんである。
さて、店内は相変わらずの混みようなれど、列はギリギリ店内で収まっている。人の良さそうな若い店主に、温かいかけの小200円を注文して、おにぎり80円をひとつ取る。
さきに提供された釜玉小にネギを投入した妻は、もう脱兎のごとく席について食べはじめている。負けじと僕もザルッといく。うん、旨い。が、以前は師匠の中村と同じか、それを越える旨さがあった。
今回はそこまでの感動はなかったなあ。
細麺の弾力が一本調子になってるというか、茹でが若いというか。2008年の写真と比べると、麺の断面がH型になるねじれ麺だったものが、今回の訪問ではロ型になっているのがわかる。
これ、うどん通がみれば、麺の状態をだいたい想像できる。
やはりキャパを越える客をさばいて、安定したうどんを打つことがいかに難しいか、ということだろう。師匠の店はそれを実現しているわけだから、一福にもがんばってほしいぞ。