アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

勝手に師弟対決、一福。

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丸亀の中村でひやかけの大を食べ、高松に向かう道中、僕はすでに次の店を探していた。

国道沿いの有名店を急襲するか、はたまた山の中まで足を伸ばすか。。。そうこうしてるうちに国分寺に入り、あの店が脳裏をよぎったんである。そう、中村の弟子の人気店「一福@高松市国分寺」。

僕「一福に行ってみようか」
嫁「でもおなじ系統の麺でええん?」
僕「細麺やったらまだおいしく食べられるで。剛麺やったら君は無理やろ」
妻「ほな、そうしようか」

至極真っ当な夫婦の会話である。いや、うどん屋のはしごしてる段階で若干異常なのではあるが。。。ということで、国道11号をぎゃっと左に曲がって踏み切り越えて、だぁっと端岡駅を過ぎたら一福。

この店、はじめて訪問したのは2008年の夏。2009年の正月に再訪したのだけど、その年に麺通団の田尾サンがテレビで「奇跡の麺」と評して大人気店へ。その後、田んぼを潰して駐車場を増やしている。

並びが嫌いな僕は、その話を聞いて、めっきり遠ざかっていたんである。

さて、店内は相変わらずの混みようなれど、列はギリギリ店内で収まっている。人の良さそうな若い店主に、温かいかけの小200円を注文して、おにぎり80円をひとつ取る。

さきに提供された釜玉小にネギを投入した妻は、もう脱兎のごとく席について食べはじめている。負けじと僕もザルッといく。うん、旨い。が、以前は師匠の中村と同じか、それを越える旨さがあった。

今回はそこまでの感動はなかったなあ。

細麺の弾力が一本調子になってるというか、茹でが若いというか。2008年の写真と比べると、麺の断面がH型になるねじれ麺だったものが、今回の訪問ではロ型になっているのがわかる。

これ、うどん通がみれば、麺の状態をだいたい想像できる。

やはりキャパを越える客をさばいて、安定したうどんを打つことがいかに難しいか、ということだろう。師匠の店はそれを実現しているわけだから、一福にもがんばってほしいぞ。