アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

尾道ラーメン、ほんてん。

イメージ 1

岡山帰省中、福山へ遠征。

目的はふくやま美術館で開催中の「田島征三の大地」展(『ちからたろう』とかの絵本作家ね)をみることだったんだけど、それは妻の目的で、出不精の僕が美術展をみるためだけに出かけるわけがない。

そう、お察しの通り、ラーメンである。

で、自宅が岡山よりも福山のほうが近いんじゃないか、という実妹に旨い店を訪ね、いくつかの候補のなかから「尾道ラーメン ほんてん@福山市三吉町南」を目標に定めた。

展覧会がいかに良かったかはざっくりと割愛して、店には開店時間に到着。

お盆明けの平日、午前11時。妻はオーソドックスに「醤油ラーメン450円」、僕は客の半分が注文するという人気メニューの「醤油ほんてんラーメン650円」を注文した。

ほどなくして饗されたラーメン。

「醤油ほんてんラーメン」のスープをひとくち。。おっと、揚げたにんにくの香りがくるね、とおもった直後に、鶏ガラと小魚でとったスープの旨味がやってくる。そして、唐辛子の若干の辛み。

麺は細い平打ち麺。茹で加減も良く、う、ううまい。

麺は尾道っぽいが、尾道ラーメンというより台湾拉麺のような仕上がり。しかし、パンチだけではなく、そのコクには奥行きがあって満足できる一杯。

ちなみに妻が食べたオーソドックスな醤油ラーメンのほうがスープ自体を味わうことが出来るが、見た目ほどギトギトした感じはなく、どちらかというと甘めの、ほどよくまとまったお味である。

今回の帰省でラーメン部門第一位、讃岐うどん店と総合してもかなり上位に食い込む満足度。

こうして夫婦それぞれの目的をクリアしたのが午前11時10分。観光でもすれば良いものを、ソッコーで岡山に帰るあたり、夫婦の性格がよく出ている旅なのであった。