らあ麺ダイニング、為セバ成ル。
お店との「相性」というものがある。
で、これが雰囲気や趣味、味の問題だったらわかりやすいのだが、狙って訪問すると定休日だとか、行く気満々のタイミングで「ラーメンの気分ではない」などと連れがのたまって訪問の機会を逸する店、これが厄介。笑)
というわけで、昨年8月にオープンしたお店「らあ麺ダイニング 為セバ成ル@松江市黒田町」。
なかなかバイオリズムが同調しなかった店に初訪問だ。
観光スポットからちょっとだけ外れた立地といい、コンビニと隣接した広めの駐車場といい、なかなか好印象。洒落た店舗はダイニング・バーの風情で、初めての客はちょっと戸惑うかもしれない。
このお店は多店舗展開を目論んだ資本系なのかな? スープは一通りそろっているし、つけ麺やサイドメニューも充実している。内装に関してもしっかり初期投資してる感じ。
「成ル。魚だし香る醤油麺682円」に150円プラスしてカレーランチを注文。
鶏ガラと魚介のWスープというふれこみ。饗されるなり魚が香る。とはいえ、ガツンとくるのは魚粉の香りなので、ちょっとばかし引き算が必要。それほど重層的な複雑さはない。醤油ダレの勝った印象のスープ。
麺は加水率の高いもちっとした太ちぢれ麺で、茹で加減良く、美味しい。でかくて(薄いが)チャーシューは2枚ついてるし、半身の味付玉子がついてこの値段はがんばっている。
全体的によくできたラーメン。
ただ、強引なヒキというか、また来たいと思わせる何かが足らない気がするなあ。
いわゆる「昔ながらの中華そば」とはちがったアプローチなんだけど、魚介系とか背脂使ったニューウェーブの平均点狙いに行って、どこかで食べた平均的な味になってるというか。。。
お店のブログを見るといろいろ実験的なメニューも開発されているようなので楽しみにしましょう。