笠岡ラーメン,山ちゃん。
横浜・東京での仕事を終えた翌日,岡山での仕事アリ。
クルマで2時間半の岡山市内で仕事を終えると,倉敷の実家に移動して一泊。翌朝,77歳になる一人暮らしの親父を誘って,ドライブがてら朝ラーメン。
目的地は朝5時から営業する「山ちゃん@笠岡市笠岡」である。
この日,瀬戸内沿岸は激しい濃霧に見舞われ,行けども行けども白い霧。ドライブとしてはなんの楽しみもない状況で40分。朝8時,小さな港に到着。ここにボロボロの暖簾を発見!
店内にはカウンターに先客が数名,なかには学生服の高校生の姿も。北木島との連絡船があるので,島の子が陸の学校に通学する道すがら,朝飯をとっているのだろう。
ほどなく,笠岡ラーメン並600円が饗された。「笠岡ラーメン」は倉敷の中華そばの流れのようで,甘辛い醤油ダレが立ったストレート中細麺のラーメンは,僕にとってはふるさとの味である。
で,笠岡ラーメンの特長は鶏肉のチャーシュー。
山ちゃんではこの鶏チャーシューの持ち帰り販売もしているようだが,もう朝8時には終了しておりましたw。それもそのはず,この鶏チャーシュー,噛みしめるほど旨みの広がる酒のつまみに最高のお味。
くーっ,これで酒飲みてー!
お勘定して外に出ると,霧の向こうに海が見える。親父は自分の漁船を持つほど海が好きだったが,港まで移動する手段を友人の自動車に頼っていた。その友達も歳をとり,親父は舟を処分した。
親父にとっては久しぶりの海だったろう。喜びの余り,立ち小便をしていたのだったが,幸いにも濃い霧が隠していたw。