かけちく冷、麦香。
夏は無理かもしれんな～と思っていた香川・岡山へのお墓参り。急遽、土日を使って行ってきました。
実は今回、香川に行きたいラーメン屋さんがあってですね、そのお店をナビに登録したところ、地名に心当たりが。最近、県外客にも知られてきた人気のうどん屋さんの地名と同じだったのです。
およよ、店舗の雰囲気からセルフ店だと思っていたんですが、まさかの一般店でした。で、お腹にはラーメンが１玉入っていますから、控えめに「かけちく冷」の「中（1.5玉）」を注文。
待っている間にうんちくを少々。。。セルフ店は「客が配膳する」だけでなく、基本的に麺は茹で置きです。だから人件費だけでなく、注文ごとに麺を茹でる必要がないので、価格を抑えることができるわけ。讃岐うどんの店の多くは客の回転が早いので「結果的に」茹でたてが食べられています。
一般店は注文取りや配膳をしてくれるタイプのお店を言うのですが、それだけでなく、注文ごとに麺を茹でるのが原則です。だからセルフ店や製麺所に比べて高い料金設定でも納得がいく。ところが、県外の一般店では平気で茹でおきを出すところがあるので、そういうところは行かない方がベターですね。
さて、このお店。真面目です。注文が入ってから麺を茹でるので10分程度待たなければなりません。ええですよ、そういうこだわり。
おうどんはシュッとした細麺の綺麗なうどんです。一般店らしく、あらかじめ盛り付けも綺麗に整えてありますし、テーブルごとに配されるネギや天かすも適度。さらに青唐辛子などの薬味もキチッとしてます。もちろん「かけちく」の「ちく」、ちくわの天ぷらも揚げたて熱々で「正しい一般店」の仕事です。
細麺なのにコシもあってとても美味しい。出汁はすっきりと飲みやすいんですが、僕的にはもう少し旨みというか、クセが欲しい。麺が美味いだけに、出汁がやや後ろに控えている感じですかね。
「私の好きなうどん店ランキング2015」の23位はダテじゃないね。まだまだ人気が出そうなお店でした。
