新店情報，長さんラーメン菅田店
このお店の出店で，近隣の同業者はざわついているわけです。
それもそのはず，コンビニとコラボしてカップラーメンを作った乃木の人気店「頑固一徹塩ラーメン」が，「長さんラーメン」に改名し，県外に支店を出すほど意欲的なのは周知の事実。それが松江一の激戦区に出店となれば，それは周りも黙ってはいられません。
岡山市北区に出店したのは知ってたんです。実家が岡山なので，訪問する機会もあるかもしれないとラーメンブログで「岡山に定着するか」うかがっていたんです。結論から言うと，余裕のあるうちに岡山店を閉め，そのスタッフで菅田店を開いたようですね。
岡山には醤油ベースの中華蕎麦というオーソドックスな定型があり，松江の昔ながらの塩が受け入れられるか，気になるところでした。ブログ等の反応を見ると，予想外に岡山県人は醤油ベースの中細ストレートに思い入れがあるんだなと感じました。つまり，珍しいがいつも食べてるラーメンじゃない，という反応だったようです。
僕的には「昔ながら」勝負になったとき，価格とのバランスは大きいと思います。そのあたり，岡山ラーメンは競合店が多いので，化調系の中華蕎麦は600円程度にはまとめているはず。それが700円で出されるとリピートは難しい。
長さんラーメンの塩ラーメンは700円。初日は大盛り800円を頂きます。お味は本店と同じで美味しいですよ。
人気のひとつはトロトロの自家製チャーシューなんですが，これが２枚入るので単価がどうしても高くなってくる。このお店のスープは「昔ながら」の路線ではあるんですが，キッチリと出汁が取れているので，化調系とはいえ，原価もそこそこかかっているだろうし，良心的なラーメンだと思います。
しかし，「こだわり系のラーメン」や「つけ麺」が700円で出されているところに，同じ価格帯での勝負になると高めといわざるを得ないです。基本のラーメンをチャーシュー１枚にして630円程度にするだけで，リピート率は高くなると思うんですけど。
地元ラーメンの代表格なので，ぜひ，頑張って欲しいですね。
【★★★★注意！このお店はすでに閉店しました★★★★】
