神社の片隅うどん、うぶしな。
今回のお店は神社の駐車場に隣接した不思議な立地のお店です。巨大な神社の参拝客目当ての店を想像したそこのキミ、讃岐をなめるな。もともと神社の倉庫的な建物を改修し、神主の息子が大将という「ほぼ神社」のうどん店なのだ。
この立地で、親父はすでに「うどん県」の奥深さにやられている。
さて、奥まった通路をおそるおそる進み、見慣れたセルフ形式に一安心。ここは「肉うどん」が名物なのだが、僕は温泉で食べるリッチな晩飯に備えてかけうどん。肉うどんを注文した義母がお裾分けに肉を乗せてくれました。
ここの大将は宇多津の人気店「おか泉」で修行したんだけど、うどん自体は異なるタイプの麺ですよ。おか泉はストレートのシュッとした現代的な麺、うぶしなは平麺に近く、出汁を良く持ち上げる肌の麺です。
かけ出汁もつけ出汁も味付けが薄めなので、毎日食べられる地元民向けのお店なんですよ。当然、親父も満足で、道後温泉に向かったのでした。