アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

天然大えび天ぶっかけうどん、安菜蔵。

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情報はずいぶん前からあったんである。松江に新しく出来たうどんの専門店が美味しいらしい、と。

。。。ほう。

讃岐国の大学を卒業し、讃岐娘を嫁にもらい、県外に住みながら訪問した讃岐うどん店100件越えのこの僕を試すような話やないか。ま、冗談はさておき、丸亀製麺の影響下にある県外で「うどん専門店」とはなかなか挑戦的。

で、うちのかみさんがカンボジアという微妙な国に旅行へ行っちゃったので、留守の間に行ってきましたよ。かみさんは僕よりもうどんにウルサいので、まずは連れて行ける店なのかどうか偵察です。笑)

ところが店がどこなんか分からない。田和山の商業地を抜けて、山陰道の側道から24号に入ったらすぐに右折して山の中に入っていきます。どんどん上がっていって、ギュッと右折した先になんだか洒落た建物、「安菜蔵@松江市乃木」である。

あなぞう、と読むらしい。

洒落た店内に進んでメニューをめくり、「天然大えび天ぶっかけうどん冷の大、1200円」を注文。この値段、へろへろの茹で置き麺が出てきたら暴れて良い設定である。登場したうどんは巨大で豪勢なビジュアル!

サッとつゆをかけてズルッといく。。。。。うまああああい。

全粒粉入りのブレンド小麦は表面が口の中に吸い付くような独特のアプローチ、そこからギュギュとコシを感じる上出来の麺。天ぷらも揚げたてサクサクでうまい。

僕はね、考えさせられたんよ。

おそらく、さぬきうどん店の中にも単価を度外視して、こだわりの麺を作りたいと考えている大将もいるだろう。だけど、どれだけ上質な麺でも香川県下で千円超えのうどんは商売として続かない。本場じゃないからこそ、チャレンジできることもあるんだな。値段と味と場所の関係は、すっごく難しいんだなあ。

あなぞうかあ、勉強させられました。ありがとう、あなぞう。