アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ウラ情報はこう探れ!vol.2

対抗馬を「本命」と言い、本命を「対抗馬」と言う。
この方法は、単純ですが案外に使えます。

高額なギターを模索していたときのことです。

僕は、S社のデザインと薄いネックに魅力を感じ、
本命と考えていた時期がありました。
もちろん、カリッカリに乾いた音も大好きでした。

そこで、
A社を考えているが、S社も捨てがたい
と、振ったわけです。

店「A社は良いですよ。」
僕「S社も(過去に)評価が高かったですよね?」
店「…ん~~、今は勝負が決まった感じがありますね」
僕「と、いうと?」
店「S社はすごく鳴る構造なんですが、
  トップ腫れで戻ってくるものが多くて。
  代理店がメーカーに日本の気候はこうだから、
  トップを厚めにしてほしいって要望したんです」
僕「ほう」
店「ところが、鳴りに関する部分だからいじれない、
  と拒否されましてね。私たちも、それ知ってるモンだから
  仕入れたくないし、と」
僕「なるほど」

こういう店員情報もやはり自分で判断すべきだと思う。

その話を聞いた後で、検索するとS社の中古出物は
あるものの、新品が少ないことに気が付きました。

つまり、店側がトラブルを恐れて、新品入荷を
控えているのは本当だ、とよんだわけです。

僕は、トップで散々泣かされたから、この話を聞いて
S社は敬遠しました。

この方法、使い分けが必要なんですがね。
それはまた、次回。