アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるMartin D-50 '02

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【2008,1.28現在】
なんじゃぁぁあ、こりゃぁあ。松田優作風に驚いてしまう500万超のギターです。なんか、遠くから見るとなにがどうなっているのか、イマイチ良くわかりません。

僕よ、僕。。ギターにおいたしちゃダメだぞぉ。。。

よく見たらスンゴイ装飾のギターだったのか、みたいな。50本限定のD-50は発売当時、雑誌でも紹介されています。これ買った人がいたのかぁ~という意味でも驚きです。

高級ギターは縁取りを見ればわかるって思うんですよ。バインディングの内側、ヘリンボーン・トリム(イワシの骨によく似た寄木細工による特有の装飾)やアバロン・トリム(あわび貝等の内壁層を埋め込んだ装飾)が、高級なほどスンゴイ、というかクドくなる。。笑。

ほんでもって、指板に植物が這うようにアバロン象眼される、いわゆるツリーオブライフ。これで200万以上はするマーチンだな、と察しがつくわけです。そのうえ、ピックガードにブリッジ、サウンドホールのロゼッタ、サイド&バックまで貝が。。。。

えーと、正倉院に入れますか?

トップの板ね、シトカ・スプルースなんですがね、ムラが見えますよね。ベアクロウって呼ばれる杢(もく)のたったスプルースです。熊が引っ掻いたようにみえることからそう呼ばれています。メイプルやコアの杢に比べると、なんだかナメクジが這った跡のようで地味。でも希少なんでしょうね。

お店の解説「ほとんど使用感のない新品同様コンディション」とのこと。そりゃね、このギターをバリバリ弾ける人は、そうおらんと思いますで。

ブルージーコーポレーション
http://www.blue-g.com