アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるYAMAHA L-51 '75

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【2007,6.19現在】
このギターは、ある意味、マニアックの王道。ヤマハカスタム四天王の一つである。

アンプラグドに始まる90年代のアコギブームは、結果としてマーチンの中古市場の拡充と、ギブソン・ビンテージ市場を確立した。70年代に製造された国産ギターを「ジャパン・ビンテージ」と呼んで市場が確立するのは2000年に入ってからのことである。

しかし、90年代なかば、すでに「特定の」国産ギターに値がつくものがあった。それがYAMAHAのカスタムギター。ギター工房Terry's Terry主宰の中本輝美(テリー中本)氏のサインラベルが付いたギターは、購入価格を上回る中古価格となる。

そのさらにコアな領域に踏み込んだところに「ヤマハカスタム四天王」があった。70年代にYAMAHAがプロユースのギターを求めて作りだしたL-51,L-52,L-53,L-54の四機種。当時の値段で30万強という高額機種にくわえ受注生産ということもあって、生産本数が少ない。

国産ギターを多く扱うビンテージ・ショップでも、取り扱いは年間数本。四天王が揃うことはほぼ皆無で、以前ある楽器店に偶然四天王が揃ったときには、掲示板「2ちゃんねる」にスレッドが立つほどだった。

コアな方々は、その四天王を揃えたいそうである。

当時から人気が高かったL-53は、そこそこ出物がある。奇抜なというか、個性的なモデルはなかなか良い状態で出てこない。…本物件L-51は、奇抜なんです。

低音弦側のボディは、YAMAHAのDサイズ。高音弦側はひとまわり小さいオーディトリアム・サイズ。つまり左右非対称のギターというわけ。ヘッドの形状も…キッチュといっていいのか、ちょっと虫っぽい。笑)

で、これがすんごい綺麗な最高の状態なんだそうである。

これで四天王コンプリートする人っているんじゃないの? 四本でフルコンプって…ペプシスターウォーズ」キャップEP1~EP3フルコンプした僕から言わせると「少ないんじゃなぁ~~い」と。しかし!値段見てビックリ。たしかにレアだし~、ハカランダだけど~。汗)

四天王フルコンプする人、すごいよ…。

三木楽器 梅田店
http://www.mikigakki.com/miki/justin/commingsoon2.html