アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

20年前の自主制作ビデオ、なのだ。

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いろいろと恥ずかしい過去がある僕。自主制作のビデオまで撮っていた。

本来なら受験勉強まっただ中の高校3年夏。秋の文化祭に出品するビデオを制作していた。脚本・主演をこなす自己中心的エゴイズム爆発のカンフーアクションである。

赤川次郎風の学園ミステリーに、武田鉄矢の「刑事物語」がプラスされているハチャメチャさ。

それでも、その年のビデオ部門優秀賞を受賞したんだから、終わりよければなんとやら。この世に1本しかない本編VHSは、度重なる引っ越しでも超A級の扱いで保管し続けてきた。ただし、その間、鑑賞したのはほんの3,4回。もうね、恥ずかしすぎて見てられないんである。

これまで3回ほど同窓会があって、かならず「あのビデオはどこにある?」って話になって、ダビングして配ろうと盛り上がる。時代は過ぎ、今や「DVDに焼いておこう」という話になる。すごいな、技術の進歩は。

当時のカメラは非常に高価で、全長50cmのカメラを肩にのせ、ビデオデッキの入ったバックを反対側の肩に吊っていた。つまり、カメラとデッキは、別物だったんである。それが今や片手に乗っているではないか。

で、HDDレコーダでダビングし、高校時代の友人に配った。

本編にも登場するNくんが、今年急逝したからだ。恥ずかしくて複製を避けていたのだが、やっぱり、一人だけが持っていてはいけないと思った。パッケージも速攻でデザインした。もう、今の自分とは全く違う風貌なので、かえって客観的にデザインできた。

これでトラウマの一つを乗り越えられたことになるのだろうか?