アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるGibson Southern Jumbo '57

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【2007,6.4現在】
Southern Jumbo(サザンジャンボ=略してSJ)は、J-45の上位機種として通好みの人気を誇っていた。設計のベースとなるJ-45は、70年代フォークの吉田拓郎以来、ギブソンの代名詞のように扱われるギターなのだが、SJは90年代に山崎まさよしが使用するまで日本では不遇の時代が長かった。

僕がギブソン・ビンテージを気にし始めた1993年頃、50年代のJ-45は値段が上がり始めたばかり。たしか30万から40万くらいの値が付いていたと思う。そんなとき、くだんのSJはやっと30万弱の値段だった。

J-45の上位機種なのに下位機種よりも値段が安いんか…お得やン。と思った。

そのとき、買っときゃ良かったんだけど。山崎まさよしが50年代後半のラージピックガードのSJを使って人気が集中。一気に、ほんま一気に値段が上がって、J-45もSJも1996年頃にはビンテージ価格50万前後までになっていた。

僕が55年製のサザンジャンボを購入したのは、ちょうどこの頃である。

それから10年たった昨今、さらに値段が高騰している。米国でも状態の良い物件が少なくなり、イギリスでの需要が増えたためだという。

で、本物件は状態が良いだけに、値段もすごいな(大台に手が届く!)。やっぱりフルオリジナルは強いわ。

クロサワ楽器 アコースティックデザイン渋谷
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