冷やし中華、かくあるべし。
けれども「冷やし中華」というメニューは、お店で食べるべきものではなく、生麺で作るのが一番良いと訴えてきた。嫌いなわけではないのである。
たいして他店と差別化できない、どこで食べても代わり映えのしない「冷やし中華」なら、外食する必要はない。どこの冷やし中華も、麺はそこそこ、タレはおなじみ、具が違う程度。
僕は「麺食い」なんである。
具で勝負する麺料理なんて、麺をなめすぎだと思う。グルメ番組で、ラーメンの具にカニやらホタテやら海老が乗った「おまえは鍋か？」的なモノが出ると、もうセンスを疑ってしまう。
さて。
かくいう男の「冷やし中華」はこうなるのである。「麺を食え！」的な。
サラダ的な野菜さん達は別盛りがよろしい。トマト汁やらキュウリやら、麺とゴジャゴジャにする意味がわからん。ハムはあっても良いが、薄い卵焼きの千切りはどうしたいのかよくわからん。要するに中途半端な彩りに気を配るくらいなら、麺をたてろよ、麺を。
どかん。麺と海苔、サラダ別盛り。どーだ、こだわりのＢだろ！
