高橋留美子展、なのだ。
印刷された漫画を読んでた人にとっては、その原稿はみごたえあります。描いてんのかと思ってたら、紙を切って貼ってるとかね。印刷ではみえないホワイトの修正とか。。。そういうのはいいんです。
それだけか、と。
今回の展覧会は、集客優先で美術を語ることを放棄しとるだろ。それがいかん。
そりゃ、客はくるでしょう。でもデパートの催し物会場に来る客となんにもかわんない。ま、松屋銀座からスタートした巡回展ですから、仕方ないのかも知れないですがね。
楽しみにしていた図録もね…う~~んです。
作家の体温が唯一伝わってくる原画のよさが、ふつーに修正して印刷しちゃだめでしょ。原画の複製じゃなくて、印刷物の複製と変わんないじゃん。。。作品の年表はあっても、作家のデータや作家論などもなし。。。
グリグリっと作家性に迫るのが、本来、キュレーターの仕事だと思うんですがねえ。