アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ギター遍歴10~Gibson J-45のこと~

Takamineのプロトタイプは、小振りなカッタウェイで
友人の結婚式でも大活躍。大学時代のギターの師匠と競演した後、
彼のご自宅にお預けいたして早…げ、10年か。
なぜ、お預けしたか。
そうです、お察しのとおり、また買っちゃたからです。

僕は2年半の東京生活に別れを告げ、雪国に引っ越していました。
その年の冬、お世話になった先輩の結婚パーティで、約半年ぶりの東京です。
新郎新婦ともに業界系のお仕事で、南青山の洒落たレストランに
デザイナやイラストレーターが集まります。
あらら、困った。はじまるまでに4時間もある。

地方に行くと驚くほど楽器屋って少ないんですよね。
で、舶来モノになると試奏なんてシッシッてな感じで、拒まれる雰囲気。
Martinの現行モデルなんか、仕入れてからそのままビンテージに
なるんじゃないかってくらいで、もうその店の神棚になってる。

だから4時間の空きを、久しぶりの東京の楽器屋でつぶすのも道理でしょ?
そこで弾いたが運の尽き、Gibson J-45リイシューモデル。
Martinにはない細くて薄いネック、ゆるゆるなテンション。弾きやす~~い。
マホガニー特有のアッケラカンとした鳴りに、ドン・ジャ・ドン・ジャ。
ギターが発するニオイにも、アメリカンを感じます。(実際、変なニオイ)
時がたつのも忘れるって、久々です。

また、ローン組んでしまった。速攻、持ち帰り。通算9代目ですな。
パーティの2次会で新郎に変な気を遣わせてしまった。

新「ごめんね、そのギターでなんか弾いてくれるつもりだった?」

南青山に集った業界人の前で、ジャカジャカやるほどの身の程知らず
じゃありません。にしても、自分のことながら、そろそろエエ加減にしときよー。