アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ギター遍歴11~Gibson J-200(1995)のこと~

9代目J-45を購入して1年。
ふらりと立ち寄った北陸の楽器屋さんにそれはありました。
ちょっと待てよ、あんたGibson嫌いなんじゃなかったっけ?
ええ、アンチGibson
自意識過剰な装飾が、「僕はセンスがありません」って
言ってるみたいでね。いちお、ビジュアル系のお仕事してるし。

清楚で着飾るわけでもなく、凛とした女性は美しい。
なんだ、あの、自意識過剰で乳ブリブリのほにゃらら姉妹って。
男がみんな乳ブリに弱いと思っているのかぁ~~~。
あるとき、姉妹の、互いを気遣ったやりとりを聴いたとき、
良いとこもあるのね、あれ、結構いいじゃん。
いんや、すんごくいいかも。アンチから熱烈ファンへ転向。

と、いうのが僕にとってのGibsonですな。
ちなみに、ほにゃらら姉妹は、やっぱり好きになれんがの。

ともあれ、J-45にGibsonの魅力を思い知らされた僕は、
最上位機種、キング・オブ・フラットトップの称号をもつ、
J-200が気になって仕方がなかったんです。

Martin系の音を好む人は、総じて西洋の音楽理論
ヨーロッパ的な音の正確さ、<正しさ>といったものを大切にする。
Gibson系の音は、そういった意味で多少粗雑なところがあり、
西洋音楽の文脈からいえば、楽器としての完成度が高いとはいえない。
けれども、泥臭さ、雰囲気、しわがれた、<正しい>ものへの反発。
そういったものを感じさせるのは、圧倒的にGibsonだと思う。

とかなんとか、自分に言い訳して、新品J-200(1995)を買ってしまった。
これが通算10代目のギター。借家に5台が並ぶ。
こいつはホント~にイイ!。メイプルってすごいと思わせてくれる。
ただね、Gibsonは個体差が激しいから。
弾き比べたJ-200SBは、バシャバシャいうだけで、鳴らねぇ~~。
Gibson買うときは、絶対試奏。