アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ギター遍歴12~Gibson J45(1968)のこと~

世の中には、ヴィンテージ・ギターというものがあるらしい。
もう、ほんま、ええ加減にしときよ~。汗)
10代目のJ-200が、打ち止めのハズでした。

ヴィンテージって、今朝も小倉さんが言ってたけど、その定義って曖昧です。
アコギの場合、狭義には「プリ・ウォー(戦前)」って概念がありまして、
これはだれも疑わない正真正銘のヴィンテージです。
で、もう少し広げると、50年代製造のものもヴィンテージ。
まあ、狭義派の人もここまでは納得してくれるでしょう。
60年代製造になるとヴィンテージか、オールドか不明瞭になります。
70年代製造は明らかにオールドの範疇で、それ以降になると、
ユーズド(いわゆる中古)という感じですな。
中古楽器店での区分は、だいたい以上の製造年代で呼称してます。

猫も杓子も「古いギターは音が違う!」っていうものだから、
気になって仕方がない。専門誌で紹介されるヴィンなギターは、
小汚いツラで弾き傷バリバリ。音が聞ける訳じゃないから、妄想の世界ですよ。
ああ、そこに僕の求める音があるに違いない。求める音ってなんだ?
よくわからないが、あったんだろう。そうしておこう。

仕事柄、IT革命が叫ばれる数年前からWebの世界に出入りしてまして。
Web上でオールドなJ-45を発見するのです。
さて、困った。お金がない。
しかも、これ以上ギターを増やして弾いてやれるのか?
(ちょっと、そこの奥さん。↑でギターオヤジの購入欲はイチコロでっせ)

ならば、ギターを売ろう。白羽の矢は…Martin D28。涙)
だってぇ~~、他の国産ギターじゃ焼け石に水だし、
ネックが馴染まなかったんだもん。

かくして、D28はあえなく身売り。ドナドナ。
Gibson J-45ADJ 1968年製造 チェリー・サンバースト(退色)が、
通算11代目のギターと相成りました。

でもさ、これヴィンテージじゃないですよね…。おいおい。